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羊くんの叶わぬ夢。  作者: 桜ノ宮 妃緩
2/5

【 第1話 】羊くんはお休みですか?

【 第1話 】ひつじくんはお休みですか?



─── キーンコーンカーンコーン...


朝のHRが始まる鐘が鳴る。

1年D組の桐谷きりたに よう。通称、ひつじくんはマイペースな不思議くん。

授業中はずっと寝る、お昼休みは屋上でお昼寝、放課後は校内をフラフラとお散歩。

それが羊くんの日課。


こんなにマイペースで考えてることのわからない不思議くん(悪く言うと、変人くん)なのに、女子にモテる。

その理由は当然、顔が美形だから。

ただ残念なのはその身長。


通行人A奈「 めっちゃイケメン!そこらへんの芸能人よりキレイ!だけど...身長はちょっと……。 」

通行人B美「 顔はタイプだけどチビだよね。 」

教師C子「 頭はいいんだけどね...授業中寝ないでくれれば...。え?身長?まだ高校生なんだから、まだまだなんじゃない? 」


と、酷い言われよう。

顔は文句ナシでカッコイイ。スタイルも細身でいい感じに筋肉もあって女子に人気。

だがしかし、身長160cm(少し盛ってる)ため、みんな目の保養で終わってしまうのだ。


たまーに女子が勇気を振り絞って告白しても...

「 す、好きです!付き合ってください! 」

「 え?なんで? 」

「 えっ...なんでって... 」

「 僕、君のこと知らないんだけど、どこかで会った? 」

と、こっぴどく振られるのが目に見えている。

(ちなみに今、例に出した告白した女の子は羊くんのクラスメートです。)


「 はーい、HR始めますよー。...あれ?羊くんはお休み?誰か連絡聞いてますかー? 」

誰も知るわけがない。まさか、その頃羊くんが


「 あ。飛行機雲だ、写真撮らなきゃ。 」


と、公園のベンチに居たことなど、誰も知るわけがないのだ。

羊くんはゆっくりのんびり今日も歩いているのです。





─── キーンコーンカーンコーン...


2限が終わる鐘が鳴るのと同時に、羊くんは堂々と教室へ入って席に座る。

座ってすぐ、話しかける間もなく夢の中へレッツゴー。

だけど、そこは1年D組ではなく隣のC組。

今羊くんが座っている席は、昨日転校してきたばかりの女の子の席。


「 あ、あのぉ…すいません。その席、あたしの席です...。 」


恐る恐る声をかけてきた女の子は、ふわふわした茶髪を緩くツインテールに縛った、瞳がパッチリ、少しピンクに染まった頬をした可愛い系の女の子。


「 ...?ここは僕の席だよ...? 」


クラスメートの顔もろくに覚えてない羊くんは、キョトンと首をかしげる。


「 え...?あの、クラス間違えてませんか...? 」


そう言われてやっと気づいた羊くんは、ペコリと謝り教室を出た。

誰もいない廊下まで歩いてきたところで、そっとしゃがみ込む。


「 ...見つけた...僕の理想のひと......。 」


羊くんは一目惚れをしてしまった。

それが羊くんの初めて恋の幕開け。


すごく久しぶりに更新しまする。

遅くなってしまってすみません(੭;´ ꒫`)੭


このお話は、私が書いてる他の小説よりも

ふわふわとしているので、のんびり暇な時にでもリラックスして読んでいただければ嬉しいです\( ˙-˙ )/♥︎


次の更新は、今回よりも早めにする努力をします!!!!

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