2-5:竜との修羅
さーて、なんだかんだ言ってここまで圧倒的なのと戦うのは初めてかもしんない。さすがにフィロンデルだとかそこらには及ばんけど、こないだのポイズンスパイダーとは比較にならないくらい強い。
でもねー、とりあえずヒビが入ったってのは結構重要よ?とりあえずダメージゼロじゃないってわかった時点で儲けものだしね。
ふははっ、当たらなければどうということはないのだ!
というわけで適当に分裂体投下。あわよくば鱗のヒビを広げたい。と思ったんだけどやっぱ世の中そう簡単にはいかないよね。知ってた。
いやもうピタッと粘着してたのに身震い一つで弾かれるんだもん。しかもその風圧でこっちまで飛ばされる始末。いやー、辛い。
で、あとは避けゲーかな?あ、そうだ。拳なんか肥大化のスキルででっかくすればいいんじゃね?多少はダメージも変わるはず。
というわけで早速やって見た。気分はまるでギアサ〇ド。ゴム人間じゃないけども。そもそも見た目のグロさが比にならんけどね。
まぁそんなことは一旦置いといて、とりあえず殴ってみよう。ていやっ!……っとあっぶねー。拳に噛みつかれかけた。こんなデカいの食べようとするとかどんなんだよ。竜さんマジKOEEEE。
で、なんだかんだ殴った。まぁ身体の側面だったからあんまし効いてないかな?でも洞窟の壁までぶっ飛んだのは確か。砂煙でよく見えないけど壁にも穴空いてるよね。……やったか?
「GYAOOOOOO!!!」
はぁ……マジでなんで死亡フラグなんか立てちまったんだか。いやこれ知ってても無意識に出ちゃうもんなのね。ちくせう。
でも、なんだかんだ言って拳は貫通した。と言っても右の前足削っただけなんだけどね。
あれか、漫画でよく見る自分から後ろに飛んで衝撃を緩和するってやつか。はぁ、もうホントやだ。
で、あとは避ける、殴るの繰り返し。距離詰められたら殴れば飛ばせるんだよね。うーん、それにしても絵面が地味だね。まぁヒットアンドアウェイなんだから当然かな。
なんて調子に乗ってたらやらかした。目の前崖、後ろ竜。ん?これよく考えたら大ピンチ?
で、ふと竜の傷口に目をやる。あ、これは判定負けくらいかな?まぁ半分運に頼るってとこか。
とりあえず崖にダーイブ!してから体をムニョーンと伸ばして壁にくっつく。よし、これで竜の攻撃からは逃れられる。
あとは時間を稼ぐだけ……ってなんか暑い?そう思って上を見ると、竜の口に炎が溜まって……んん?もしやブレス?遠距離攻撃できんの?あ、死んだ。
そう思って目をつぶる。いやー、生まれてすぐ死ぬって残念だなー。まぁ前世もあったわけだし、今世の分だけ寿命が伸びたと考えればラッキーか。
……あれ?暑さが引いた?死んだのかな?と思ってふと上を見ると、竜の口に溜まった炎の粒子が消え、さらに竜本体も地面に伏せていた。
死んだ?死んじゃった?いやっほーい!竜倒したぜ!まぁね、そこはやっぱり人間の知性が優ったということですかね。
いやまぁ崖降りる直前に傷口見たんだけどさ、しっかり確認したわけですよ。俺の分裂体が張り付いてるのをね。
因みに分裂体はパンチの時に拳の先ちぎって作った。
で、あとはひたすら増殖させるだけ。んでもう増えれなくなったら竜の肉かじってさらに増殖。いやー、ホントにギリセーフくらいだね。あとちょっと進行度が遅けりゃやられてたわ。
もしかしたら最悪俺が死んでも分裂体の方に意識飛んだんかね?失敗したらと思うと試す気にもならんけど。
で、一安心して今度はちょっとガッカリ。いやね?今レベルカンストしてるから経験値入らないんだよね。はぁ……もったいないお化けの集団リンチにあいそう。
まぁとりあえず竜食べとくか。もしゃっ。うん、まぁ生だからなんとも言えない味なんだけどね。感想を言うなら、ちゃんと調理すれば化けるって感じかな?
よく爬虫類は鶏肉の味って聞くけど、意外と脂が乗ってる。まぁ爬虫類なんかは脂がのってないから食用にされてないわけで、もしかしたら竜とかは食肉として扱われてるかもしれない。一応生にしてはかなり美味しいし。
まぁ人間がそこまで強いとは思わないけどね。こないだのくっころ騎士とか蜘蛛にあっさりやられてたし。
『スキル:竜鱗Lv6を吸収しました。』
『スキル:火竜Lv5を吸収しました。』
『称号:竜を喰らう者を取得しました。』
『竜の因子を取り込みました。』
あ、スキルってLv1じゃなくても取れるのか。これまでが全部1だったから知らなかった。
で、竜の因子?遺伝子情報じゃなくって?まぁ竜って特殊な立ち位置になる感じなのかな。強いし。
そんな感じで気になるところは割とあるけども、とりあえず進化だけしておこう。適当に糸で隠れ蓑作って……あ、進化先選べるのか。
さーて、どれにしようかな。
更新遅れてすんません!まぁ休んだおかげで筆者の命が助かったんですし……許していただけませんかね?
お詫びの印にできるだけ投稿します。




