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※改題済み 電脳世界でスライムライフ!  作者: 虚しき蛙
第四章:嗚呼!なんと美しい!翠龍の駆ける深緑の穹
89/100

85:電力

「おや、リンネではないか。久しぶりじゃな。ってその魔力は!お主、翠色の龍に会わんかったか?」


『久しぶりじゃのぅ、エミリアちゃん!ワシじゃ!フォルスじゃ!覚えてくれているようじゃのぅ!』


「フォルスおじさん……?!懐かしいのぅ!ということは妾の愚弟子が名を継承したのか!ふっふっふ、全く誇らしいわ!」


『ふぉっふぉっふぉっ。あやつを愚弟子とは中々に手厳しいのう!しかしやつ、気は抜けておるが筋は良いぞ。まぁエミリアちゃんが育てたなら当然かのう。』


 えぇ、何その近所の子供とお爺さんみたいなムードの会話は。しかもどっちも〜じゃ、とか〜のうとか言ってるし違和感マシマシだね。というか仲良いなら先に言って欲しかった。めっちゃ気使った俺がバカみたいじゃん。


「しかしそうか……フォルスさんの所でのぅ。おいリンネ!お主、自分のステータスを鑑定してみぃ!」


 ん?鑑定?まさかステータスめっちゃ爆上げされてたりするのかな?というわけで鑑定!


『鑑定不能』


 えぇ……。いやもれなく鑑定不能になってるんですけどー。一体なぜ。あ、もしかして鑑定不能の翠龍吸い込んだからか?うわー、なんかワンランク上がった感じがするわー。え?君ステータス持ち?遅れてるねー。(笑)とか言ってみたい。


「そうか、ならお主も魔法をある程度使いこなせるようになったのじゃな。どれ、わしと模擬戦でもせんか。」


 え?エミリアと?あの覇龍とかいうやばい称号持ってるやつと?いや、慌てるのはまだ早い。こういうのはかつての師匠と戦うことで強さを実感するイベントじゃないか。そうと分かれば怖くない。よし、勝ってやろう。


「早速隙ありだぜヒャッハー!」


「は?お主が妾に助言しようとは数億年早いわ。」


 勝ちイベじゃなかったのかよチクショウ。にしても襲って二秒で瞬殺とかもうちょい手加減してくれてもいいんだけどなー。


「まぁこれでお主がどれだけ弱いか分かったじゃろう。まだお主はそこの海にいる水龍にも勝てぬ。思い上がるなという話じゃて」


 というわけで絶賛反省モード。もうこれは正座案件ですねはい。ちなみにその間翠龍と覇龍は色んなことを話してたっぽい。なんか覇龍が俺の中から翠龍召喚したらしい。魔力量の差って恐ろしいね。

 

 一応翠龍も人化けは使えるらしい。龍の時の風船ルックスからは考えられないような美男子だったぜ。そのことを遠回しに言うとジト目された。イケメンのジト目って意外と絵になる。


 てなわけでその間俺は街に電気設備を作っていこうと思う。もちろん正座しながら。

 まぁ電灯だの空調だの、日常的なサムシングはは分裂体で十分なんだけども、街に魔物がいるってだけでイメージダウンにもなるわけだし、そこは弄り回されても大丈夫な仕組みにしておきたいなーと。


 というわけで早速町長モードでスピーチとお知らせのビラ配り。一応設置工事は分裂体を人型にして進めさせる。とはいえそれぞれの家庭で都合のいい時間も違うだろうし、アンケートは取るつもりだ。

 事務職よぉ、集計でくたばるんじゃねぇぞ……。


 ちなみになんで正座でスピーチしたのか聞かれたのは秘密だ。その時は誠意を見せるためとかいう適当な理由を言ったら納得してもらえた。


 しかし電気かー。マジでこの世界のエネルギー概念俺が狂わしてる気がする。蒸気どころか手動とかの段階すら飛ばして行ってるもんね。まぁ代わりに魔力があったからノーカンで。


 ただ一つ懸念がある。当然のことっちゃそうだけども、別に豊かにしてあげるのがいい事とは限らないんだよなぁ。それは自分で成長ガーとかそういう意味じゃなくって、環境への配慮とかの話しね。

 まぁ今のところ発電とかできるの俺だけだからじっくり考えればいいし、そもそもの話魔力なんてくそ便利アイテムあれば普通にエコに発電可能だと思うんだよね。魔法の火は二酸化炭素とかでないし。


 まぁただ人は知らないものを警戒する生き物だし、何かしらプレゼンしてみるのも悪くないかもね。


 なんて考えてるうちに龍達の会話が終わったらしい。何やら深刻そうな顔してんね。さっきのほのぼのは大阪湾に沈められたっぽい。ヤクザかよ。


 まぁそんなくだらないことを考えるのも置いといて、とりあえず話を聞こうか。


「なぁ、リンネよ。これから話すのはお主には信じ難いことかも知れぬが、一つだけ分かっておいて欲しい。お主が戦った相手のことは聞いた。しかし、わしはどうも違和感を感じるのじゃ」


 ほう、違和感ね。一体どんな?まぁ俺の知らない昔のことだろうけど。


「相手の動き、まるでお主があの森に行くことを知っておるようではなかったか?やはり、この街に裏切り者がいるように感じるのじゃ」


 うん、知ってた。

読者たち!ブクマと評価ちゃんとしなさいよね!

ま、まぁ、別にそんなことしなくても、これからもずっと読んでくれるだけでもいいんだからね!(ツンデレ並感

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