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※改題済み 電脳世界でスライムライフ!  作者: 虚しき蛙
第1章 スライムに生まれて
7/100

7:食っちゃ寝生活の始まり

 はいどうも皆さんこんにちは。みんな大好きスラちゃんだよー!大好きか知らんけど。そもそもちゃんじゃねーよ。


 今回はね、洞窟の支配に乗り出そうと思う。やっぱ洞窟徘徊するだけじゃ能がないと思うんですわ。


 この間のアラクネモードでね、1つ有意義な情報を手に入れた。体組織射出ってね?変身中の魔物によって出るものが違うらしい。例えばスライムなら魅惑のスライムボディ、蜘蛛なら糸、コボルトなら爪みたいな感じ。

組織ですらねー。


 そこで俺が目をつけたのは2つ目。蜘蛛の糸。例えば洞窟全体を糸で埋め尽くせば、魔物取り放題じゃないかと。

 という訳で俺を中心に巣を張りまくってる。んで、獲物が引っかかると背中に爪が刺さるようになってる。


 糸の感覚で察知するなんて現実的に考えて無理。如何にゲームチックな世界でもそれは一緒。何が言いたいかというとさー、ドMなんて言うな!俺はMじゃない。ないと言ったら無い!


 蜘蛛の巣張りは分裂体に任せてるから俺は中心で寝てるだけ。楽でいいわー。

 これを世間では寄生ゲフンゲフン共生って言うんだよね。そうだよね(威圧)

 今の洞窟の支配率は7%程度。ではその7%に引っかかった哀れな魔物達をダイジェストでお送りします!


 1匹目、ジャイアントフロッピー。ディスクの方じゃない。ざっくり言うと巨大なカエル。

 いや怖かったわー。引っかかった瞬間暴れるからさー。コボルトの爪体貫通して地面に刺さってんの。物理攻撃無効じゃなかったら死んでたね。まぁ俺が薄く広がって体を覆ったら、皮膚呼吸出来ずに死んじゃったけど。これがカエルの虚しき運命ってやつか。

 手に入れたスキルは【肥大化】。文字通り体の一部が大きくなる。要らねー。


 2匹目、ブラッドバット。さぁさぁ皆さんやきうの時間だ!なんて説明すればいいかなー。うん。野球のバットにコウモリの羽が生えたみたいな。ネタだよね?ねぇねぇネタだよね?


 厄介だったよ?うん。一方的に殴ろうとしたらさー、めっちゃ血吸ってくんの。血というか体液だけど。

死に方はあっさり。体液に毒を混ぜた。死んだ。それでいいのかブラッドバット。

手に入れたスキルは【飛翔】。空が飛べる。やったー。洞窟じゃ役に立たないけど。まぁいつかは役立つ日が……来るよね?


 3匹目、くっころ騎士。もはや説明不要。何やってんのか分からん。勝手に引っかかって勝手にくっころしてた。

 この世界の人間でみんなこうなのかなー。やる気なくすわ。


 まぁそんなこんなで魔物達との激しい闘い()があった。まぁ俺の糧になったし良しとしよう。バット硬かったけど。

 こうして着々と世界征服できればいいなーなんて。行く行くは魔王かな?

 まぁ出来れば人間とは共存したいけど。

次回、ぐうたらスライムに天罰が下る予定です。

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