10:阿鼻叫喚
さて、今回悲しい事実が発覚した。
人間、めちゃくちゃ弱い。この世界の強さの序列をまとめると、弱い順に、
動物系(幼体)
↓
無機物系
↓
人間
↓
動物系(成体)
↓
ゴースト系
↓
粘菌系
↓
竜
↓
龍
↓
神獣
↓
悪魔系
↓
神
となるらしい。いるっぽいよ神。こいつがちゃんとしてたら今頃俺も俺TUEEEEしてたんだろな。ないわー。
で、スライムはちょっと強い方。でもねー、かつて人間の国を滅ぼしたスライムは龍の巣すらも破壊し尽くせたらしいしね。まぁ可能性特化ということだろう。
因みに神獣は神の使い魔。この世の理を乱すものだけを殺すらしい。なんかかっこいい。
ただねー、人間の街付近には基本魔物とかいないらしいしさー。どうしよっかな。美味しいものは食べたいけど、強くもなりたい。うーん……決め兼ねる。
と一つ思いついた。様々な街を転々として、強くなりながら旅すればいい。
俺ってば天才かな?という訳で騎士説得。3年くらいならいいらしい。なんて話してたらまもののむれがあらわれた!
えー。暗闇を埋め尽くす目、目、目。なんだコイツら。蜂?よし、逃げよう。と後ろを向くと蜂の群れ。死ぬかも。やっべぇ。
どうやら奥の一際でかい個体がリーダーらしく、忙しなく指揮を執っていた。
そっかー、これも格上の殺し方の一つか。並のスライムなら死んでたね。
ただね、残念だったのは相手が俺だということ。とりあえず蜘蛛の巣を当たりにぶちまける。これである程度の防御ができた。既に3割近くの蜂がかかっている。くっころ騎士にはこの中心で待機してもらう。
これなら何とかなりそう。そして俺は最強の武器を使う。かまいたちだ。
威力だけなら火竜のスキルで手に入れた炎球の方が高いけど、このかまいたちは今絶大な効果を発揮する。
まず、巣の先から1センチ分くらい爪を出す。そしてえいっ、かまいたち!
狙い通り胸と腹の間に命中し、蜂が両断される。因みに俺はかまいたちを打った瞬間巣に引っ込む。ふっふっふっ、蜂たちよ、これが俗に言うヒットアンドアウェイだ。人類の知恵を思い知れ!
なんて調子に乗ってたら新たな蜂が生まれる。いやお前増殖するんかい!やっぱリーダー倒さなきゃダメかー。
でもねー、リーダーの前ガチガチに固められてるし、どうするかねー。
と背中に棘が刺さる。えっお前らいつの間に巣の一部壊してんの?どうやら蜂は尻尾の針を器用に使い、ほつれさせた所にタックルしていたようだ。
まずいな。まだ一部とはいえこれじゃじり貧で負ける。さて、どうしようか。
蜂倒したら次の章に移ります。




