1:爆誕
只今27話〜45話まで改稿が間に合っておりません。完璧を求める方は待って頂く形にはなりますが、出来れば筆者の成長の過程を楽しみながら読んでいただけると幸いです。
もう一つ、最初の方はかなり短い上に拙いですがしばらくすると治ります。ご了承ください。
「……ん?俺、誰だ?」
どうも記憶が曖昧だ。というか俺マジで誰?知識はあるのになー。記憶だけがないとかマジでないわー。
——記憶喪失――
不穏な言葉が脳裏をよぎる。
「冷たっ!」
突然感じた冷たさによって、俺の思考は引き戻された。え?冷たい?いやいやてっきり死後の世界とかそんな感じだと思ってたのに。冷たさ感じちゃってるぞ?いいのか俺?というかなんだこれ。水?
『スキル:温度変化耐性Lv1を取得しました』
わーお。まんまゲームじゃん。てことは異世界かなーやっぱw
一応オタクじゃないけどラノベ読むし、退けない性格だしそこら辺とかめっちゃ主人公ぽいって言われる()
握力は覚えてないけど会社の女子にたかられる←記憶ないのにやめろ!笑
はぁ……異世界まで来てなにイ〇リトやってんだよ俺……というか何今の?やっぱシステムメッセージ的なやつ?ゲームしてんねー。名前はシムさんでいいや!
『知的生命体であることを検知しました。思考Lv1を与えます。』
いやまてまてまてまて。何?これまでの俺の思考は知的生命体足りえないと?しかもLv1?ないわー。
ん?でも記憶なくなってたんだから仕方ないよね。そうだよね(威圧)
まぁとりあえず今の状況を確認しよう。
五感から見ていけばいいんだよね?視覚、なし!聴覚、なし!嗅覚、ナニココクサイ。ヴォエ!味覚、知らんな。触覚、あり!
うん、絶望だね。そっかー。目と耳かー。ならヘレンケラーとかの可能性もある?とりあえず歩いてみよう。
えっ。いや歩けないんですけどー。はぁ?転生者特典とかあるじゃん?目と耳を代償にチートGETとかじゃないわけ?人ですらないじゃん。うわー。何にせよ目が見えないから自分が何かも分からないし?心の目とかあればなー。
『能力:心の目の資質を確認しました。入手しますか?』
え、タイミング良過ぎね?まぁあれだ。気にしたら負けってやつだ。漢は黙ってYesと言え!
『能力:心の目を付与しました』
え?めっちゃ見れるじゃんこれ。人間の感覚だとイマイチ例えづらいんだけど、言うならならカメラかな?意識を向ければ拡大するし、何よりめっちゃクリア。やっべぇ。
でも洞窟の中っぽいしやっぱ魔物ルート確定かー。やだなー。おっ、池発見。自分の姿見えるじゃん。何が出るかな?ドラゴンとか強そうなの、来い!
乞うご期待!