第7色 次元
はい、木葉です。
前回は、さくっとヴォルケイノを倒して...と思ったら何故かいきなりヒュドラがポップしちゃって、あわや大惨事...というわけでもなく以外と簡単に倒せた...と思ったら首のうちのひとつが不死なのを忘れてました。まあ、帰ってくれたからいいけど...
ちょっと今回はかなり物事が進む回になるかな?
それでは、どうぞ。
朝、目覚まし時計で目が覚めました。
珍しく即起きました。何故か、頭がスッキリしているのです。取り合えず、洗面器に向かって、顔を濡らした瞬間、何故か猛烈な違和感に襲われます。何でだろう?
朝食に食パンを食べて、歯を磨いて腰まで届く長い髪をポニーテールに纏めて、私の学校の制服に着替えて、鏡をちょっと覗いてみます。活発そうな目に形のいい眉。これが私です。ん?私何言っているんだろう?
まだ学校にいくまでに時間があったので、とりあえず手近にあった私のスマートフォンを確認します。
今日は、4月12日。
そういえば、第0色で華の中学三年生っていってたけど、実はまだまだ新米なのです。てへぺろ。
プレイしているソシャゲの通知が2件、登録しているメルマガが1件、そして、RAINというSNSアプリからの通知が1件、コノッチからです。
「えっと、なになに?『寝間着のポケットを探ってみて』?」
言われたままに、さっきまで着ていたパジャマ...いや、よく見たら、パジャマではなく、普通の部屋着でした。何でこんなので寝てたのだろう...?
で、ポケットをまさぐると...
「...あ」
冒険者カードが出てきた。
で、よく見ると...
「ここ、地球の私の家じゃん!」
何で気付かなかったんだ!?私の馬鹿!!
て、よく考えたら...コノッチって、もしかして私が気付かない可能性を考えてあのメール送ったの?!エスパー?!
...一回落ち着こう。
えっと、ここが私の部屋です...?
プライバシーの都合上、詳しい住所は明かせないけど、ここはとあるアパートの一室。そこにすんでいる学生というのが、この私、神谷友夏里です。
って、そんなこと言っている場合じゃない!もう学校に行かないと、遅刻する!
・・・・・・
・・・・
・・
ふ、ふう...ギリギリ間に合った...
安堵感と全力疾走した私は、スタミナ切れで机に倒れ込みます。
「大丈夫?友夏里?」
その声に顔をあげると、9年連続同じクラスの幼馴染みのコノッチが、私の顔を覗き込んでいました。
コノッチは、短すぎず長すぎずの天然パーマの髪型で、どことなく安心するような優しい顔をしています。
「うん...大丈夫...かも...」
「本当に大丈夫?」
「無理。疲れた」
「...なら、疲れているところ悪いけど、少し提案があるんだ」
「て、提案?」
「うん。プリズムアーマーズを一気に集める方法」
「へ?」
その時、丁度チャイムが鳴って朝の休み時間が終わってしまいました。
「なら、またあとで」
「う、うん」
・・・・・・
・・・・
・・
私の通っている学校「市立桜中学校」略して桜中は、朝休みのあと、直ぐに朝のL H Rが始まって、15分で一時間目が始まります。
一時間目は数学。今は、展開の授業をしてますが...
因みに、展開とは、括弧を外して計算することです。例えば、
(Χ+3)(Χ+5)=x...
ネット小説だったら、2乗が表示できないので、ここではカットします。
ネット小説って不便。
へ?解らないだけだろって?
...ソウデスソノトウリデスナニカモンクアリマスカ?
(天の声:自分は解けるけどねー(´∇`)by 松岡透)
...松岡さん。クウキヨモウネ(-""-;)...
そんなこんなで、授業が終わりました。
コノッチがこちらにやって来ます。
「で、さっき言っていたことはね」
コソコソコソコソコソコソコソコソ...(耳打ち)
「え!!!そんなことして大丈夫なの?!そもそも出来るの?!」
「うん、一応出来た。家で使えるか試していたしね」
す、すげー。これじゃまるでチートじゃん。
「で、決行は昼休み。オッケー?」
...捕まっても知らないからね。
・・・・・・
・・・・
・・
で、昼休み。ここからちょっとコノッチに主観切り替えします。
それでは、現場のコノッチさーん。
──────────────────────────
え、えと、げ、現場のコノッチです。
えっと、これから行う作戦は、以下の通りです。
1.冒険者カードを使って装備欄を開いて、その中から《透明マント》を装備します。
2.職員室で、放送室の鍵を盗み出します。
3.盗った鍵で放送室に忍び込みます。
4.王様からもらった本『精霊大陸イノセンスの歴史と神話』を偶然持ち帰っていたので、その中に書いてある、他の人の名前を読み上げて、一ヶ所に呼び出す。
です。
上手く行くかどうかは、神の味噌汁、です。
あ、違う、神のみぞ知る、でした。
とりあえず、いきます。
因みに、現在地は学校の裏庭です。人に透明マントを着るところを見られてはいけないので。
ピロン、ポチ、ポチ、シャラン。
装備完了。
さて、向かいますか...
このあとは、特に特筆する点もなく、鍵も入手して、簡単にたどり着けました。外からのセキュリティは高いのに、中からのセキュリティは低いと言うのはよくある話です。
さて、忍び込んだはいいけど...
ヤバイ、緊張してきた。
でも、やるしかないか...
放送室の鍵を閉めて、さて、名前を放送します。
すぅーーー...はぁーーー...
よし!
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ピンポンパンポーン
『え、えっと、これから名前を読み上げる人は、校舎裏の裏庭に来てください』
ザワザワザワザワ...
取り合えず、成功したっぽいけど...私も校舎裏に行きますか。
──────────────────────────
『「え、えっと、これから名前を読み上げる人は、校舎裏の裏庭に来てください」』
そして、開いた本を覗き込む。
...って、しまった!そうだった!ここに書いてあるのは、本名じゃなくて、キャラクターネームだった!
馬鹿だ...でも、言うしかないか...
「うん!」
そして、もう一度マイクに向き直り...
『「これから言う名前は、とあるMMORPGのキャラクターネームです。えっと...」』
土の守護者
『「テルル」』
炎の守護者
『「サン」』
雷の守護者
『「キラ」』
光の守護者
『「ヒカリ」』
闇の守護者
『「ルナ」』
て言うか、名前を読み上げていて不安になってきたことがある。
全員、女じゃね?
ドンドンドン!!
「放送室に居るのは誰だ!」
あ、ヤバイ!
『「とにかく、さっき指定したところに来てほしい!以上!」』
カチャ!ドアが開いた。
どの学校にも、予備の鍵やマスターキーは絶対あるので。
しかし...
「馬鹿な?!誰もいない?!」
残念ながら、透明マントを着たまま放送していたので、誰も僕を見つけれない。
そして、空いた扉から、悠々と出ていきました。
出た瞬間...
全力疾走で校舎裏に向けて走り出しました。何故なら、
「呼び出した本人がいなくてどーする!」
ということです。
──────────────────────────
校舎の奥の方から、どたばたと走ってくる音がします。先生が来ちゃったかな?と思いましたが、それは、全力疾走したコノッチでした。
「はぁ...はぁ...」
そんなに急がなくてもいいのに...
「友夏里、まだ誰も来ていないの?」
「うん、今のところは...」
流石に、あの放送で誰かが来るとは思え
「あのー、もしかして、放送の人ですか?」
「ないと思ったら行きなり来たー!!」
「!!?」
柔らかくて中性的な声の子が来ました。
振り返ると...
とんでもなくかわいい子がいました。ほんとに。童顔で、どこか守ってあげたいと思っちゃう儚さがあります。
「え、エト...男の娘?」
「いきなり男の娘発言キター!」
「え、え?何か怒らせちゃったかな...」
「そりゃ怒ると思うけど。いきなり初対面の娘に男の娘発言は
「あの?!さらりと「初対面の『娘』」って言いませんでしたか?!」
「「...」」
何となく、最初の印象が間違っていたと気付きました。
「なんで沈黙するんですか?!ボクはれっきとした男です!!て言うか、今までこの小説ってギャグほとんどなかったのに何故いきなりコミカル連発なんですか?!」
「「さ、さあ。松岡さんに聞いてよ」」
「もういいです!!松岡さんって誰ですか!?というより、自己紹介いいですか?」
「「あ、どうぞ」」
「さっきからハモりすぎなのが気になりますけど、もうそういうものだとわりきります。ボクの名前は、天城大地、2年生で、卓球部です!キャラクターネームは《テルル》です!」
「僕は桐谷木葉。中三で、キャラクターネームは《コノハ》。僕は弓道部。よろしく」
「私は、神谷友夏里。私も中三です。キャラネームは《ユッカ》。...帰宅部です。そういえば、なんでキャラネームをテルルにしたの?」
「えっと、ボクの名字の天城から、『天』を、日が《てる》、『城』をキャッス《ル》と繋げて《テルル》です!」
「なかなかいいセンスじゃん」
「何故上から目線ですか?!いくら先輩だからと言って!」
「「弄りたくなる顔をしてるから。」」
「調子に乗らないでくださいこの問題児の先輩方達!!!」
パシーン!
今のはハリセンの音だ。ナイス突っ込みです。どっかの黒いウサギみたいな突っ込みです。
「て言うか、今のやり取りの間にもう全員来ちゃってますよ!」
「「へ?」」
・・・・・・
・・・・
・・
今度は、何となく勝ち気そうな女の子が自己紹介しました。
「あたしの名前は桃井天花。ピカピカの1年生!キャラネームは《サン》。『天』と言えば『太陽』!だから《サン》!」
「へえ、ボクと似たような感じだね!」
「へ?」
「ボクも、太陽をイメージした名前なんだ」
「そ、そうなんですか...モジモジ」
ん?さっきまで元気だったのに、いきなり元気がなくなったけど...なんで急にテルル君(とりあえずキャラネームで呼ぶことにしました)と話しただけで?
(天花の心の声:ヤバイヤバイヤバイ、あの先輩めちゃくちゃタイプじゃん!どうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう!今すぐ告白したい!何あの儚そうな表情にナイーブな瞳。完璧超人男の娘じゃん!)
まあ、それは置いといて...次の人は、とてもおっとりしている女の子。うわ、私より髪の毛長い。のにストレートにしてる。というか、デカイ!コノッチと同じぐらい身長高い!コノッチが確か167だから...10センチ近く離れてる。
「はいー。私の名前はー、夕月綺羅羅といいますー。キャラネームは《キラ》ですー。三年生ですー。バレーボール部の部長をしていますー。どうぞよろしくお願いしますー」
「と、とっても身長が高いですね」
そう感想を漏らした刹那、
「へェ?誰がでかいって言ったんだい?」
ギロ、っと、心臓を鷲掴みされそうな程の恐怖が私を襲いました。
いや、実際に頭を鷲掴みにされました。
うん、キラさんがヒュドラなんかよりよっぽど怖い件について。
...ショート。思考不可能。全機能停止。
「おーい、戻ってこーい」
お花畑の向こうに私のお祖父ちゃんが見えたところで(注、私のお祖父さんは死んでいません)、コノッチが現実に戻してくれました。
恐る恐るキラさんの方を見ると、いつの間にかさっきの殺気は嘘のように消えていて、さっきのおっとりした方に戻っていらっしゃる。怖かった...割りと本気で。
次の子は、逆にかなりおどおどした女の子でした。おかっぱ頭の可愛らしい女の子です。
「あのっ、私、夜光未来といいますっ!えっと、キャラネームは、《ヒカリ》ですっ!夜光の『光』からもじりました。一年生ですっ!よろしくお願いしますっ!」
「なに、この女の子?とんでもなく可愛い。この子好き。決めた。一緒に戦うときは、いの一番に守ってあげる!可愛いは正義!私は空と同意見!」
「友夏里?声に出ているよ?で、空って誰?」
「へ?あ、あの、その、スイマセンデシタ!」
「だから、空って誰?」
ヒカリちゃんを見ると、とんでもなく怯えている。
本当に申し訳ありませんでした!!!私、可愛いものには目がなくて!男の娘を除く!
「あの、軽く否定された感じがするんですが...」
そこにいる男の娘の意見は無視。
で、最後の一人は...ってなにこの人!
...いかにもワルって感じしかしない。ヤバイ、さっきとは別の意味で怖い!
その人は、片目が隠れているほど髪の毛が長くて、さらに、その髪の毛もきれいな金髪になっている。さらに、身長もこの中にいる誰よりも高い。でも、目付きが、目付きが怖すぎる!しかも、なんか堅物そうで、必要ないこと以外はしゃべりそうにない気がする...
「...俺の名前は土御門星影。キャラネームは《ルナ》。星の影から転じて太陽の影という意味で月。月を司る神様のなかに、ローマ神話の『ルナ』という神様が居るからだ。」
あ、意外とおしゃべり。しかも、優しそうな声。
「俺は三年生だ。部活には入ってない。あと...」
そういって、こちらの方に向き直りました。なにか言われるのかと思いましたが、彼のかおはとても優しそうな顔でした。ちょっと意外な姿に驚いていると、
「俺は別に不良というわけではないからな?こんな髪と目付きをしているけど、髪は地毛だし、目付きは生まれつきだから直しようがない。あ、あと、俺はクォーターだ。祖父がイギリス人だ」
うん...他の人には悪いと思うけど...意外とルナ君が一番普通の人だったりするかも?
「で?俺たちをここに呼び出した理由...多分、みんなも想像がついていると思うが...昨日までの...便査上、『ISOトリップ』とでも呼んどくか...で、そのISOの世界に跳ばされたと言う話だろ?」
その言葉を聞いて、全員が少し緊張した顔になります(キラさん以外)。
「結局、あれの原因はなんだったんだよ?」
「そ、そうだよね...ボクは何も出来ませんでしたけど...唯一、自分の冒険者カードが手に入ったくらいですかね?」
「へえ、僕ら以外にも冒険者カードが手に入った人がいたんですね?」
「えっと、一応あたしも持ってるけど...」
「私も持っていますよー?」
「わ、私も持っていますっ!」
「...俺も持っている」
「って、結局全員持ってたんですか...」
「というか、冒険者カードを全員持ってたのは置いといて、あたしが知りたいのは何で先輩方が私たちも...えっと、ISOトリップだっけ?をしていたのを知っているか、ということなんですが?」
「確かに、そこから始めないといけないよね...なら、この本と一緒に説明でもしようかな?」
そういってコノッチが取り出したのは、王様からもらったあの本、『精霊大陸イノセンスの歴史と神話』でした。
・・・・・・
・・・・
・・
「へぇー」
「なるほどねえ」
「す、すごいですっ!」
「あらあらー」
「はーん?面白そうじゃん?というか、二人で行動してたのかよ」
「それにしても、時間の流れまで狂っているなんて面白いね?」
そうなのです。実は、さっきの会話をしているときに、こちらが二日間向こうに居たことに対して、何と、テルルは原因を調べようと三週間もの間向こうの世界に滞在し続けて、まさに今日戻ってきたといったのです。しかし、私たちも二日間滞在して今日目覚めたのと、よく記憶を辿れば、全員向こうにいった日が、4月11日だと言うのです。つまり、昨日のことです。この事から、以下の結論になりました。
1.向こうの世界にいるときは、こちらの世界の時間の流れが止まる
2.こちらは推測だが、こちらの世界にいるときも、向こうの世界の時間の流れが止まる
「で?話をもとに戻すが、つまり俺達七彩武装が敵の軍団...えっと、『ウロボロス』を見つけて退治すればいいんだな?」
「う、うん」
「了解。それにしても、いくら倒しても復活するからウロボロスか...いい得て妙だな」
「え?」
「その、何て説明すればいいんだろうな...えっと、自分の尻尾を食っている蛇の絵を見たことがあるか?」
「「「「「「...?」」」」」」
「よりにもよって全員知らねぇのかよ...後でちゃんと調べとけよ。えっと、ウロボロスってのは...」
ちょっとよくわからなかったので、後で早速調べました
ウロボロス (ouroboros, uroboros) は、古代の象徴の1つで、己の尾を噛んで環となったヘビもしくは竜を図案化したもの。
語源は、「尾を飲み込む(蛇)」の意の「古代ギリシア語: (δρακων)ουροβóρος」(〈ドラコーン・〉ウーロボロス)。その後は、同じく「尾を飲み込む蛇」の意の「ギリシア語: ουροβόρος όφις」(ウロヴォロス・オフィス)と表現する。
出展 我らがWikipedia先生です。
「で、そのウロボロスって言うのは、蛇の強い生命力から、『死と再生』とか『不老不死』とか言われてるんだよ。だから、いい得て妙だといったんだ。で、ここからは、俺が好きなRPGに出てきたウロボロスの話だが、そいつは本当にHPを無限回復するんだよ」
「え?どうやって倒すの?」
「そこらは後でゲームのタイトル教えるからやってみてくれ。ただし、ラスボスだけどな?...そこは置いといてだ、つまり、どうやって倒すかがミソだよな?だから、まあ、最終的に言いたかったことは、この戦いは『情報戦』だと言うことだ」
なんか、最初からそういえばよかったんじゃない?
見ると、他のみんなもげんなりしている。(くどいようだけど、キラさん以外。どうやったらあんなににこにこしていられるんだろう?)
「なら、とりあえずみんな、『テレポートクリスタル』持っている?」
コノッチが聞くと、全員持っているそうです。
ちなみに、『テレポートクリスタル』というのは、その名の通り、瞬間移動できる石です。一回いったことのある国か村に一瞬でワープできます。ドラゴンのお使いなら『キメラのつばさ』、最後のファンタジーなら『テレポストーン』です。
「なら、向こうにいったときに、その石を使って僕らがいる国『タイタニア』に来てほしいです」
「成る程、一回全員集合って訳か?」
「うん。よろしく」
「...でも、どうやってもう一回あの世界に戻るんですか?」
「それについては、少し予想があります。えっと、僕たちがこの世界に帰ってきたときの前夜に考えていたことは、恐らく、『日本に帰りたい』という思いです。なら、逆にあの世界...えっと、確か『イノセンスに行きたい』と思えば、行けると思うんですが...」
「あっ!そういえば、私も三日目の夜くらいにそんなこと思っていましたっ!で、その朝起きたら自分の家でしたっ!」
「ボクも、同じでした。流石に三週間も何一つ情報がなかったので、もう日本に帰ってしまいたくなりました。」
「私も同じですー」
「うん、あたしもそうだったはず」
どうやら、全員同じ思いだったらしいです。
「さて、続きは向こうでやるか...じゃあ、今回は解散でいいな?」
「うん。後少しで五時間目が始まりそうだし...今日は、これでかいさ
ズガシャアァァン!
「「「「「「「っ!?」」」」」」」
突然聞こえてきた大きな音に、みんなが反応します。
「ど、どこらへんだった?」
「多分、校庭!」
「よし、行ってみよう!」
七人揃って走り出します。
そして、校庭に着いたときに見たものは...
「な、な、な」
「嘘だろ!?」
「えっ!?何で!?」
「は!?へ!?おかしいでしょ!」
「凄いですねー」
「ひゃっ!なにこれっ!」
「...おいおい、本気か」
なんと言うことでしょう。
そこにいたのは...
『何故妾がこんなところにいる!?質のいい呪魔など一切無いではないか!』
ISOの四神と呼ばれる最強種のうちの1体
『神姫龍・セイリュウ』ではないですか!
え、松岡さんってこの小説を作っている人だったんだ...ごめんなさい。
どうも!テルルこと天城大地です!
この中で、「あ、男の娘だ」って思った人は絶対いると思うけど、みんな、男の娘の意味知ってる?
男の娘って言うのは、「女装を楽しむ男子」って意味だから!よって、ボクは男の娘ではない!
ちなみに、この回、8000文字越えています。どういうことかというと...
今までこの小説は0色から6色までで16685文字。で、今回は8500文字強。
現時点で合計文字数の3分の1が7色ということです。
松岡さん...長すぎ。
さすがに長すぎでしょう!?
え?だって、原稿用紙換算で20枚だよ!?
ネット小説の一話ってだいたい5枚から15枚くらいじゃない!?
飽きる人絶対出てくる。
あ、飽きずに読んでくれたあなたはありがとうございます。
まあ、それは置いといて...
何故ISOの最強種『四神』のうちの1体が出てくるんだ!?しかも現実世界に!?
もう、ボクって絶対七彩武装の突っ込み役ですよね...
まあ、今回はここら辺で!ではまた!
追記:9月16日
キャラクターネームと本名を混合してしまっていた人がいたので訂正しました。
誤:光の守護者
《ミク》
正:光の守護者
《ヒカリ》
未来は、ヒカリちゃんの本名でした。