第2色 蒼と翠
前回のあらすじby 友夏里
こんにちは!おはよう!それともこんばんは?
友夏里です。
前回、浮遊国についた私は、色々ちやほやされたり(半分嘘)、幼馴染みと再開したり。
今回はどうなる?
キノッチこと桐谷 木葉は、私の幼馴染みで、確か年少の頃からの知り合いだったはず。
家族ぐるみの付き合いで、2家族でピクニックや日帰り旅行に行くことも珍しくなくて、私達の仲は良いとの評判でした。小学校の頃からずっと同じクラスで(リアルでこんなことあるんだって思ったよ)一部のクラスメイト女子から「付き合っちゃいなよ」って言われてますけど...
やっぱり、私達は幼馴染みとして過ごしたいなと思っています。
今までと違う関係になるというのもなんだか嫌だし...
「大丈夫?友夏里?」
回想と説明に耽っていたら、いつの間にかコノッチが私に手を差し出していました。
「ありがとう、コノッチ」
「どうしたしまして」
「コノッチもこの世界に来ていたの?」
「ん?ああ、それはこっちの台詞でもあるけど...」
話を聞くと、どうやら私と同じ感じでこの世界に飛んできたらしいけど...
「そういえば、コノッチも冒険者組合に来たってことは...」
「うん。この国の人からここに行くように言われた口だよ」
「で、どんな手続きをしたの?」
「うーん...取り合えず、住民登録と、えっと、...転生者保障金ってのに契約させられて、あとは、冒険者になるか聞かれたり...」
「えっ?冒険者?」
「うん。冒険者登録ってやつで...色々いいことがあるっぽいけど、一人で冒険者しても危険だし...」
「その、いいことって?」
「えっと、詳しくは覚えてないけど、確か...」
1.冒険者は、他国に自由に出入りして良い
2.住民登録してる国以外での税金は不要
3.それぞれの国の冒険者組合で依頼を受けて良い
「最後に、危険な場合にも自己責任っていう注意があったっけ」
「いや、十分覚えてるじゃん」
コノッチは、自分では謙遜しているけど、クラスでも一二を争う秀才です。私?...下から数えた方が早いよ(涙)
「...でも、一応2人いるよ?」
「...そうだけど...友夏里は大丈夫なの?」
「大丈夫だよ。だって、私ファンタジーの世界で一回戦ってみたかったんだよ」
「理由になってないけど...まあいいか」
ついてきて、とコノッチが冒険者組合の中に入っていきます。
私も素直に中に入ると...
中は、普通によくあるペンションを大きくした感じでした。
あまりに豪華だったら怖くて入れないところでしたが、この程度ならまあ、大丈夫。
「あ、さっきの転生者のお兄さん...とどちら様ですか?」
どうやら冒険者組合の人...それも、さっきコノッチを案内した男の人らしいです。
「さっき、偶然そこで会ったんですけど、自分と同じ世界から来た幼馴染みの...」
「神谷友夏里です。ヨロシクお願いします」
「おや、かわいいお嬢さんですね...って、そうではなくて!」
「...?どうしました?」
「調べてみたのですが、やはり木葉様の冒険者データが残っていたのです。確かに、『コノハ』という名前でです!」
「やっぱり、そうでしたか...」
え?え?どういうこと?
「そういえば、さっきは話してなかったけど、もしかしたら自分達の冒険者データが残っている可能性があったから、この人、名前はカイトっていうんだけど、調べてもらったんだけど、ビンゴだったよ。やっぱり、この世界はイノセントアーマー・オンラインで間違いないと思う。」
「...ってことは、もしかして私のデータも?」
そして、男の人、カイトさんに向き直って聞くことにしました。
「私も、データが残っているかもしれません。名前は、『ユッカ』です。調べていただけませんか?お願いします!」
「いや、それぐらいは簡単ですが...」
そう言って、彼はカウンターの奥に消えていった。
・・・・・・
・・・・
・・
暫くして、カイトさんが戻ってきた。
「はい、結果ですが、『ユッカ』というデータは確かにありました」
「ほんとですか!?」
「あとは、あなた方が本物ということを証明する必要があります」
「どうするのですか?」
「その前に、こちらが冒険者カードです。これが普通に使えたらあなた方が本物ということになります」
「えっと、どうやって使うんですか?」
「ボイスコールです。例えば、武器を装備したかったら、『装備 〇〇』というように声を出します」
「なるほど、やってみます」
コノッチの声と一緒に私も首を縦に振って、私の愛刀であり、パートナーである大太刀を喚びだした。
『装備!瑠璃氷花・絶!』
その呼び主の声に応え、冒険者カードが発光する!
すると、手の中には...
美しく、青い聖銀で作られた大太刀が収まっていた。
これが、私がイノセントアーマー・オンライン時代に使っていた
瑠璃氷花・絶です。
絶っていうのは、伝説級の刀武器を最終進化まで行った証のことです。
この大太刀を入手してからは、ずっと使ってきたし、他の武器は使わなかった。文字通りパートナーです。
一方のコノッチとはと言うと、こちらも愛弓の、
大精霊の弓を手に持っています。
精霊武器は、サーバーでもそれぞれの武器に一個ずつしかなくて、弓なのに、私の大太刀と同等のスペックを誇っているいわゆるチート武器のことです。
「さて、これで私たちが本物ってわかったと思いますけど、もういいですか?登録する必要がなくなったということで」
「わ、わかりました。どうぞ、お帰りいただいても結構です」
というわけで、外に出た私たちを待っていたのは...
「な、何で?」
「こんなところに?」
「「軍隊が?」」
国の軍隊と思われし大量の兵士でした。
えっと、え?これもう始まってる?
あ、はい。
どうも皆さん、桐谷木葉です。
なぜか、友夏里に引っ張られてきたところがここだったんですが...どうすればいいんでしょうか?
友夏里のカンペ「何でもいいから今回の話を振り帰って!」
あ、はい。
えっと、今回は、取り合えず冒険者としてスタート...はまだしてませんけど、スタートラインにたったところです。
まあ、乞うご期待ってところかな?
ん?またカンペ?
えっと、感想のところか、メッセージで質問を送ってくれたら、ネタバレ以外には大体答えるそうです。そちらもよろしくおねがいします。
えっと、今回はこれで終わります。
さようなら。