第9色 VS 神龍姫・セイリュウ(2)
はい!サンです!
前回、私達の方はとんでもない量の敵に巻き込まれてしまい、さらに、討伐組も三人しかいないのですが...
勝てるの?これ?
「はっ!」
いきなり死角から槍を突き刺してきた槍龍兵の攻撃を皮一枚の隙間で回避して、反撃の一閃。しかし敵も強者、すぐに対応して刀を槍の持ち手の部分で滑らして受け流されます。しかし、
「ルナくん!」
「わかってる!」
今度は逆に敵の死角を付いて、ルナくんの大鎌が敵の首を掻っ切ります。そして、消滅。しかし、依然敵はまだまだいますし、さらに5秒に1体程度のスピードで敵が出現し続けています。
「ありがとう!ルナくん!」
「ああ、別にいいが...そのルナくんっていうのやめてくれないか?なんかむず痒い」
「え?じゃあ...バカルナ?」
「何でそうなる!土御門違いだろう!て言うか、そのネタはじめて言われてちょっと嬉しいわ!」
「あ、通じた。こっちもちょっと嬉
「先輩方!なにやってるんですか!?この大変なときに遊ばないで下さい!」
ずしゃ!
この音は、サンちゃんが敵を一気に3体同時に屠った音。
どっかの八咫烏の陰陽師のあだ名の話で遊んでいたら、後輩のサンちゃんに怒られた。てへぺろ。
まあ、それは置いといて。
「じゃあ、ルーナ!」
「今度はレジーナかよ!一話で一歳年取ったら俺だけよぼよぼのじいさんだぞ!」
「それも読んでたの!?もう尊敬に値するレベ
「いい加減にしろ!!!!!!」
バチコン!
この音は、私達がサンちゃんに本気でぶたれた音。あれれ?繰り返しギャグって、コミカルの基本だよね?
て言うか、本気でルナって(呼び方はルナに決定)私と読書の気が合うと思ってきた。番外編のフリートーク(参照 活動報告「夏休みですッ!」)で一回本気で確かめてみよう。
あ。ちなみに、今の二回のやり取りの間に私は5体、ルナは7体の敵を屠ってます。会話しながら戦うのはライトノベルの基本。
「あ、ちょっとサンちゃん?」
「はい!?何ですか!?」
サンちゃんは現在4体の敵を同時に戦っています。流石私の武器の三倍のAGIを持つロンギヌスだけあって、一度に相手にできる数が半端ないです。さらにそこから会話できるなんて、とてつもないプレイヤースキルの持ち主です。
「一人称視点やってみたくない?」
「は!?特にやりたいわけではないで
「じゃあ、よろしく!私達はちょっと奥のほういくから!」
「人の話聞いてますか!?」
──────────────────────────
って!本当に一人称視点になっちゃったし!先輩方!後で覚えてろー!
なんて言っている場合じゃない!
右前方から剣が振り下ろされる。それを持ち手の部分でいなして、体制が崩れたところに一突き。きちんと一撃で屠る。と思ったらいつの間にか体だけが背後からの剣圧に反応していて、いつの間にか対応している。そして一突き。どうやら、現実世界のAGIは反応速度とスピードだけじゃなくて、戦闘勘すらも圧倒的に上昇するらしい。そうとしか思えない戦い方だ。じゃなきゃこんなの確実に死んでる。
というか、もしアームスキルが使えたらこんなやつら一瞬で百体は倒しているのに!
「あーもー!何で『超低速化』が使えないの?!」
そう叫んだ瞬間
世界が超低速になった。
そして、3秒くらいこんなことを考えていた。
(いや使えるの!?て言うか、声出すだけでいいの!?なんか説明書のないゲームをしてる気分!実際そうだけど!)
と、バカなことを考えている間に、走り出した。
超低速化とは、文字通り周りがハイパースローになること。でも、味方はハイパースローの影響を受けないので、そのなかで自由に動けて、更に自由に攻撃できる。この技は、特にしようできる武器が決まっておらず、AGIが一定以上あれば誰でも使える。
奥の方にいる先輩達は、突然の敵の停止にも近いこの状況に戸惑いながらもちゃんと敵を攻撃している。
この技の効果は30秒くらい。そして、倍率は50倍。要するに、通常の50倍速く動けるのと同じ効果がある。
この間に自慢のAGIを活かしてまさに光速の一撃で敵の首を跳ねまくる。そこは、まさしく阿鼻叫喚の地獄と...はならなかった。
だって、誰も叫ばないし、グロくもないし。まあ、もちろんグロくない方がいいけど。
このまま30秒が過ぎた頃...
そして誰も(敵が)いなくなった。アガサ・クリスティではない。なぜなら味方がいるから。
「お、終わったの?」
「なんか、面白くなかった...折角思い付いた裏技試そうと思ったのに...」
「ユッカ先輩?それは遊びのことですか?」
「違うよ!流石の私もそこまでバカじゃないよ!?」
「『流石の』ってことは、バカってことを半分認めているってことですよね?」
「う」
とりあえず最後の敵に止めを刺してから、生徒が無事全員逃げ切れたことを確認する。そして、
「とりあえず、セイリュウ組の助けに戻るぞ!」
「「「了解!」」」
──────────────────────────
尻尾での叩きつけをなんなく掻い潜って、比較的防御力の低いお腹の部分をPSG1のフルオートで撃ち抜く。その隙に、キラ先輩がとんでもなく重いはずのハンマーを軽く操り、さらに大ジャンプしてからの頭をうち下ろす。龍種の頭は弱点どころかダメージ低下するはずなのに、またしてもとてつもない威力で敵の動きごと粉砕。同時に、HPバーも残り5段。
『糞ッ!何故だ!何故妾は本気が出ない?!本気を出せたら、こんな羽虫なんぞ、圧倒的な力の差で捻り潰してくれるのに!』
「ほんとに、力が10分の1くらいになってて本当によかった」
そういいながら、今度はDEをフルオートで角を狙う。
器用さが3.5倍になっているからこその荒業。
そして、全弾を角に命中させる。残り4段と25%。
「おーい!大丈夫!?」
この声は!
「ユッカ先輩?」
「お?本当に大丈夫みたいだ!凄い!いくら弱体化しているからってもう4段弱もHP削ってるなんて!」
「おいおい、騒ぐなよ、ユッカ。あんまり騒ぐとあいつのヘイト上がるぞ?ゲーム時代のときでさえ、チャットの一言ですらヘイト上がってたんだから」
「大丈夫だって!三人であんなに減らせたんだから7分の1にヘイトが集まったところでごり押しできるって!」
「やれやれ...まあ、否定はしねぇけどな?」
「ねぇ、あれ、なんだろう?」
「「「「「「...?」」」」」」
あれ、とは、セイリュウや、その周り...具体的には私達...を取り囲む光の壁でした。
『む?あれは...』
「知っているのか?」
『気安く呼ぶでないわ下等生物がッ!...まあ、教えてやらんでもないがな?あれは、妾がこの汚らわしい地に降り立つ前に、妾の居城に現れた光の結界じゃ。恐らく、範囲指定転移の術がかかっておる。それも、なかなか高位の魔法じゃ。...その前にッ!何故敵対している設定の妾がこんなこと言わねばならんのじゃ!』
「さあ?」
『やっぱり塵となれ!この妾を計りよって!』
「理不尽...?」
「「「「「「いや、今のはあんた(先輩)が悪い」」」」」」
「ナイス突っ込み」
『巫山戯るでないッ!』
そして、ボクたちは転移されていった。
て言うか、セイリュウとタメ口で喋っちゃうルナ先輩って...
・・・・・・
・・・・
・・
──────────────────────────
転移終了すると、そこは城の王の間の様なところでした。
そして、ついでに一人称を私に戻しておきました。
「ここって、どこだ?」
「まぁ、日本じゃねーな...」
「あらあらー、迷子ですかー?」
「迷子とはちょっと違う気がしますが...そういえば、何故か、少しデジャヴがありますっ!」
『うむ。ここは妾の居城じゃ。』
「へえー。...え?今、誰の居城って?」
『妾じゃ』
「なんだ。セイリュウの城か...ってエエエエエエエッ!???」
『お陰で、妾の体調は万全じゃ』
「そ、そりゃ、よかった。じゃ、じゃあ...」
「「「「「「「お、お邪魔しまし」」」」」」」
『お前らは阿呆かっ!そもそも、妾がいたぶられた相手をみすみす逃がすとでもおもったかッ!』
...えっと?これはつまり?
《セイリュウとの本気バトル》ということ?
死んだ。
無理。
ごめんなさい。
逃げちゃいたい逃げちゃいたい逃げちゃいたい逃げちゃいたい逃げちゃいたい逃げちゃいたい逃げちゃいたい逃げちゃいたい逃げちゃいたい逃げちゃいたい逃げちゃいたい逃げちゃいたい逃げちゃいたい逃げちゃいたい逃げちゃいたい逃げちゃいたい逃げちゃいたい逃げちゃいたい逃げちゃいたい逃げちゃいたい逃げちゃいたい
エヴァネタ一回やってみたかったんだ。
...はい嘘です御免なさい本気で許して誰か助けて
はいはいー。今回のあとがきはー、私キラが勤めさせていただきますー。
えっとですねー。なんか今回ー、小ネタが多かった気がしますがー、おいといてくださいとのことですー。
さてー、何故かセイリュウの居城に迷い混んだ私達ですがー、どうやってセイリュウを倒しちゃいましょうかー?あとー、なんでセイリュウの居城にはいっちゃったのでしょうかー?
次回に続きまーす。




