第0色 プロローグ
匂いがする。新鮮な、そよ風の匂いが。
音が聞こえる。小鳥の囀りが。
ここまでは普通だ。しかし、目の前に見えるものだけが異質だった。
「いったい...ここはなんなの?」
私...神谷友夏里は、自分の目が信じられなかった。
何故なら...
「何でイノセントアーマー・オンラインの浮遊国がこんなところにあるのよ~ッ?!」
・・・・・・
・・・・
・・
さて、さっきも名前は出したと思うけど、もう一度名乗っておきます。
私の名前は神谷友夏里です。一応、華の中学3年生です。
・・・えっと、まあとりあえず、ヨロシクね・・・でいいのかな。
さっき私はちょこっと謎ワードを出したと思うけど、まずはその説明からしますね?
私たちが暮らす20・・・年には、とあるMMORPGが流行しています。
あ、特にVRゲームって訳じゃなくて、ほんとに普通のMMOです。
で、そのゲームの名前が『イノセントアーマー・オンライン』って言います。
そう、さっき言ってた謎ワードの正体は、ゲームのタイトルとそのゲームの中に出てくる国の名前。
・・・え?どんなゲームかって?
えっと、このゲームはちょっと特殊で、自分...つまりプレイヤーのステータスはオール0。
なら、どうやって強くなるのかと言うと、ここでタイトルに出てきた『アーマーズ』に関係していて...
要するに、武器を育てるタイプのRPGです。
武器を装備して敵を倒すと、(まあ、そうしないと敵は倒せないしね。何せ、ステータスHP以外0だし) 武器の方に経験値が貯まるんります。
で、一定の経験値が貯まると武器がレベルアップする...とまあ、こんな感じかな?
武器の種類も豊富です。例えば、剣や弓はもちろん、珍しいところではトンファとかメリケンサックとか、誰が使うんだよなんて思う武器もたくさんあります。
でも、一番人気はやっぱり剣かな?
まあ、とりあえずゲームと自分の説明はもういい?
で、要するに何が言いたいかと言うと...
「ここって...ゲームのなかぁ~?!」
え?何でそうなっているかって?
ここに来た経緯はこうだ。(多分)
学校から家に帰った。
制服を乱暴に脱いだ。(乙女にあるまじき行為?知らん)
パソコンを起動した。
イノセントアーマー・オンラインを起動し
寝落ちして(多分)
目が覚めて
こうなった。(大雑把?ごめん、ありのまま伝えたらこうなった)
で、気づいたわけ。
これ、ゲームなら自分のデータ残ってるんじゃね?
と思って...よく考えたらなにもできないことに気づいた
だって、VRならまだしも普通のMMOでボイスコールとか右手の人差し指と中指を上から降り下ろすコマンドもないし無理。
というわけで、さっき見えていた浮遊国『タイタニア』にいってみるとしますか。
え?浮遊国にどーやっていくのかって?
あ、これは心配しないで。
ゲームの時と同じなら国の真下に転移ゲートがあるはずだから。
さってと、いっきますかー!
なら、とりあえず今回はここでね。
ばいばーい!
初めましての方は初めまして。
それ以外の方は...いませんよね。
松岡透です。
さて、挨拶は活動報告の方で済ませているので、ここでは作品紹介を。
この作品「プリズムアーマーズ」は、一番最初に思い付いた小説というわけではありません。ですが、思い浮かべていくうちに、武器好きの血が騒いだのか(正確には銃と剣好き)これを一番最初に作ろうかと思って創りました。
まあ、自分でもどーなるかはわかりません。
やっぱり、友夏里を含む主人公たちに一任しちゃいます。
「ダメじゃないですか。松岡さん」
ってえ?友夏里?
「はい!私からも一言いいですか?」
どうぞ。
「これから、私はたくさんの仲間と出会うんですが、その仲間たち含めて応援してくださいね!ヨロシクお願いします!」
ありがとうございます。なら、このあとがきも君たちに任せていいかな?
「わかりました!次回から私たちがあとがきと裏話などを話変わりでさせていただきます!次回は、私が正式に担当します!」
というわけでこれからもプリズムアーマーズを
「「ヨロシクお願いします!」」