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おかしな人の多さに困る

前回のあらすじ!

パソコン部の人に脅されて入部しました!


入部した翌朝、目が覚めると、ハサミがかすった頬は血は止まっていたが、まだ痛んだ。

とりあえず学校に行く準備をし、朝ごはんを食べてゆっくりしていた。そのときピンポーンとインターフォンがなった。誰だろうと思い、画面を見ると顔が真っ青になり、震えが止まらなかった。草原先輩だ…。なんで俺の家知ってんだよ。他の友達にさえ教えていないのに。そんなことを考えながら、とりあえず出ることを決意した。

扉を開けるとニコニコしている草原先輩がそこにいた。

「お、おはようございます。」

笑顔が引きつりながらもなんとかあいさつ出来た。

「おはよう幸くん。」

爽やかなあいさつに見惚れてしまった。くっ、自分としたことが…。

「どうしたんですか?」

「どうって、一緒に学校に行こうと思っただけだよ?」

なんだこの人。すげーかわいい。別人じゃないかと思ったが、ポケットからハサミが見えて、同一人物と確信した。

「わかりました。準備します。」

カバンを取りに行こうと部屋に戻ろうとすると、草原先輩に引き止められた。

「早くしろよ。3分で準備しろ。」

と耳元で囁かれぞっとした。

なんとか2分43秒で間に合った。

「明日は2分でしろよ。遅い。」

明日も来るのかよ。朝からハードすぎるだろ。鬱になりそう…。

「じゃあ行こっか。」

ニコニコしながらやさしく背中押されて、俺は連行されていった。このとき、俺はやっと気付いた。この人、裏と表の差が激しい人だ!




授業を適当に受けていたら、いつの間にか放課後になっていった。部活行きたくね~と思いながらも部室に向かった。やはり部室に近づくにつれて人が少ない。

今回は、この前の過ちを繰り返さないようにノックしてからドアを開けた。そこには草原先輩はおらず、昨日、ボコボコにされた男の人がいた。

「君は昨日の見学してた人だね。僕の名前は笠原陸斗。この部活の部長だ。よろしくね。」

「よろしくお願いします。」

よかった。この人は普通の人みたいだ。

「ところで後輩くん。」

「はい?」

「君は葵くんの胸を見たことあるかね?」

「は?」

「あの人の胸はね、服を着てたら小さく見えるけど服を脱いだ瞬間それはもうとんでもな…」

と言いかけたところでソフトボールが笠原先輩の局部に直撃した。

「あらごめんなさい。頭を狙うつもりだったのに手元が滑って。」

この人どこかの戦闘民族の人かな?と思うほど殺気立ってる。

「幸くんには教えてなかった。こいつはとんだスケベ野郎だ。そいつのバッグ見てみろ。」

と言いバッグを渡してくれた。中を見てみると、エロゲが大量に入っていた。この先輩やばい。見た目は普通なのに…。

「か、勘違いしないでね。こ、これは、その…友達に貸してもらったんだ。」

言い訳になってねーよ。ていうか、いつ復活した。部長は起き上がり、何もなかったかのように、部活の紹介を始めた。

この話を聞いててわかったことがある。部員が少ないのは、この2人のせいだ。活動内容は至って普通。新入部員に手荒い歓迎をしたんだろう。俺みたいに。

「あとわからないことがあったら

何でも聞いてね。葵くんのバスト…」

言った瞬間、部長は葵先輩のケツバットで吹き飛ばされた。

「見て見て幸くん!ホームランだよ!」

あぁ。この部活ろくなのいねーな。

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