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開戦と困惑

ロシア連邦大統領、ラウジーミル・ウリャコフ・アベドはこう言った


「我々は協力する。アジアの国々と軍事的に協力し、学園都市キヴォトスに制裁を行う。」と。


怒り、困惑、疑問、あの頃の米中関係は何処へ。何故、何故だ。何故宣戦布告をされた。気持ち悪い。キヴォトスは何をした。そう自分に言い聞かせていた。

今考えてみると、この頃の私はその場の誰よりも困惑していただろう。なぜかと言うと、ここにいる生徒達はキヴォトス外の情報を全く知らないからだ。キヴォトス外の情報を知れるのは、ごく一部の生徒のみであり、それ以外の生徒はそもそも本物の「戦争」がなにかを知らないのだ。彼女らの「戦争」は、銃を、撃ち合うバトルみたいなもの。いわば日本のヤンキーの喧嘩と同じノリで行われていた。しかし、今回は他国とキヴォトスの戦争。スケールが段違いなのだ。だから私は怖いのだ。


情報を整理しよう。

多国籍軍として、参加する国は「アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、インド、カナダ、イスラエルに加え、ロシア、中国、インド、イラン」となっている。先程北朝鮮も単体で宣戦布告を行った。我々は13ヵ国もの国々と戦争をせねばならぬのだ。


「ついさっき、連邦生徒会のとシャーレの先生が緊急会見を開き、5時間ほど前にアメリカと言う国を率いる多国籍軍がキヴォトスに対し、宣戦布告を行ったと明らかにしました。」


と報じられた。

この情報は瞬く間にキヴォトス全域に広がり、SNSのトレンドの首位5つを独占してしまうほどにまでなった。勿論、SNSでデマが拡散され、情報が正しいと訴える者と、デマと訴える者とで対立が発生し、暴徒と化した一部が衝突。死傷者を出す事態となった。他にも、逃げる準備をする者。戦う気が溢れる者。モモトークで情報の真偽を確める者と、様々だった。連邦生徒会は事態の収拾を図ろうとするも、失敗。

緊急で、先生が話す場が設けられた。


これは精神的な安定を図るため。

違う。



もうひとつの【重要な役割】を担っていた。

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