外伝【ユアママ編】キャラクター紹介
ユア
ラドヴィスとエルナの娘。本編では主人公の一人。明るく甘えん坊の女の子。村では子どもたちで最年長となり、お姉さんを求められがんばった。村を逃げ出してからは第一部の冒頭に至る。
ラドヴィス・エイルマルク
故人。エイルマルク辺境伯爵家第一子長男。元 神殿騎士団長、ペルクールの雷を宿す聖騎士にして魔王を討った英雄。自然と学問を愛した心優しき人物。戦乱と影獣の脅威の中、心の健やかさを失いながらも戦い続けた。死に際して娘ユアに「健やかであれ」とだけ遺す。伝説の古竜シルヴァリアから勇者の名と力を授かる、晩年はラドヴィス=ルクス・シルヴァと名乗る。
エルナ・カリスフェン
故人。カリスフェン子爵家 次女(エイルマルク家の寄り子)幼き頃より聡明で、礼節と芯の強さを備えた人物。ラドヴィスに密かに恋をし、戦いの中で共に歩む。シルヴァ傭兵団で皆に祝福されラドヴィスと結婚を祝われ、エルナ=ルクス・シルヴァとなる。(本人は恥ずかしがり自分では名乗らないが、団員達ぜんいんで祝福とともに名を叫んだという)剣技にも優れ、団員には【聖母エルナ】と呼ばれる。最期まで娘を守り、命と引き換えに影獣を討ち尽くすが、スヴァイレクに討たれる。
アイギス
シルヴァ傭兵団の唯一の生き残り。穏やかで物腰柔らかいが、深い傷を抱えている。ユアの小さい頃の憧れの存在であり兄としたう、第3章の核心人物。重要な情報をもたらすが、真実の一部は秘している。
生まれたときから東方暗殺ギルドに暗殺者として育てられ、ラドヴィス暗殺に使われる。10才当時のアイギスをエルナが救いラドヴィスとともに我が子のように育て、暗殺の道具から人間にもどした。
セリアス
元神殿の若き神官。シルヴァ傭兵団の参謀。
冷静、聡明、策謀に長けるが、どこか人間味も残る人物。策を巡らせるが、それはあくまで人を、そして傭兵団を守るため。
レオカン:シルヴァ傭兵団参謀の一人。やや硬質で冷静な印象。
カリウス:シルヴァ傭兵団参謀の一人。少し貴族的、軽やかさと知性を両立
ヴァルド
エルナに並ぶ騎士。4人いた1000人隊長の一人。勇敢、堅実、信頼の厚い存在。エルナと双璧をなすもう一人の剣。短く強い語感だが長文も話せる。無口ではないが寡黙気味、任務を確実にこなす
ロトハルト:シルヴァ傭兵団隊長の一人。やや重厚、騎士らしい威厳を持つ。
ディラン:シルヴァ傭兵団隊長の一人。柔らかさと誠実さを兼ねた印象
ダウスレム(もと魔王四天王の1人)
死者の王。死と威厳をまとった最古参の影獣の一人。救いたかったものが、救えずに奪われ続けた果てに、奪われないもの=死者に希望をみいだした。地下にあるラウマの石室を守るため作られたのがダウスレム。この石室は異空間に封印され、ダウスレムを封印として生んだのだ。ダウスレムは太古の昔に生を受けてから、この場所を動けないように作られていた。後に人々の中で息子たち娘たちは暗躍し、小国を起こしこの場に砦を築いたのだった。
カルヴィリス
ダウスレムの一番の部下。1000年前より従うしもべ。ダウスレムに強い愛情をもち、心はヤンデレ。
ダウスレムにはけして見せないが、結構乙女でいちず。他のダウスレムのぶかにもその心根はばれていた。暗殺術の達人で東方暗殺ギルドにもいたようで、アイギスとは旧知。
ダウスレム麾下の将軍(カルヴィリスと同格)
ベルゼ:かつてラドヴィスとも戦った過去を持つ。シルフェリア襲撃実行犯、エルナが打ち取る。
ドレイン:暗殺技能を持ちカルヴィリスのライバル。シルフェリア襲撃実行犯、エルナが打ち取る。
アーゼル:女性でセルミアを敵視している。シルフェリア襲撃実行犯、エルナが打ち取る。
セルミア(ダウスレムとは同格の元魔王四天)
魔王の配下の中では最も”オリジナル”の記憶を残す影獣。配下のスヴァイレクとは恋仲。最終的にもっとも世界を多く支配した影獣。絶世の美女の姿で現れる。本編第二部ですでにユアによって滅ぼされている。
スヴァイレク
セルミアの第一の部下。かつてシルフェリアに潜入し、ダウスレム配下が倒された後に、エルナを襲いたおした。魔竜スヴァイレクの人型で、セルミアには魔竜になることは禁じられていた。最後はセルミアの願いを聞かず、ユアと戦い滅びる。




