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第1話 序文

初日は10話まで投稿。毎日更新です。








 

 


 ――――死をここに、定義する。

 













 




 ◇◇




 

 (前略)

 

 そうして傲慢なにんげん達は、ついに神々の逆鱗に触れました。

 神々は、十三の大厄災を地上に放ちました。

 それにより大地が荒れ、いくさは終わらず、大洪水にさらわれ、激しい嵐に世界中が飲み込まれようとしていました。

 

 そこで五人の偉大な魔法使いたちが立ち上がりました。

 

 大気の導師、アンテラミウス。

 海の導師、ミワタイ。

 炎の導師、チカ。

 大地の導師、ニウジーギナ。

 秩序の導師、テネミルファ。


 彼らは言いました。


 「私たちが人柱となって、神と人の世を分けましょう」と。


 そこに森の賢女までもが名乗りを上げました。

 

 「では、私はすべての邪悪を抱え込みましょう」

 

 彼女をメリアスと言います。

 

 五人の偉大な魔法使いたちと森の賢女が五芒星の結界を張りました。

 神々の世と人の世を分かつ五芒星の光が世界中を包みました。

 

 そうして光が止むと、すべての平和が訪れたのです。

 十三の大厄神は全て封印され、大地に草木が生え、人々はいくさの手をとめ、海はやさしくなぎ、空は晴天となりました。


 すべては、五人の偉大な魔法使いと一人の森の賢女のおかげでした。

 のちに彼らを五芒星の六賢者さまと言いました。



 ――――“モンブソン書記”現代訳著エドガー・フラメル「神との別れ、人の世のはじまり」から引用。




 ◇◇


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