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軟禁状態
今回は軟禁状態の話です。
「この馬鹿娘。王子を無視するなんて不敬にも程があるだろうが」
この馬鹿親父は今頃何を言っているんだ。
無視なんて今更だろう。
「屋敷に連れ帰って軟禁する」
父から物凄く叱責されてしまい、屋敷に連れ戻されて、軟禁状態にされてしまった。
「ラッキー」
部屋に軟禁状態になった。
遠慮なく引きこもっていられる。
邪魔されずに異世界転移魔法の魔導書が読める。
「旦那様、お嬢様の部屋に入れません」
メイドからテレポの部屋に入れないと報告されたので、半信半疑でテレポの部屋に向かったら、本当に入れなかった。
何故入れない。
「テレポ、これはどういう事だ」
「誰も部屋に入れないように結界を張りました」
「結界だと。直ちに結界を解除しなさい」
「拒否します」
「ふざけるのもいい加減にしろ」
結界解除を拒否したら、父がキレてしまった。
鬱陶しいので、防音の魔法を発動させた。
これで静かに魔導書が読める。
次回は未定です。