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邪魔をするな馬鹿王子
今回は邪魔をする王子の話です。
賢者になるのが最優先だ。
王太子妃教育なんかやっていられない。
「私は王太子妃教育を放棄します」
王太子妃教育の放棄を馬鹿王子に告げた。
「どうして王太子妃教育を放棄するんだ」
馬鹿王子がクレームを付けてくる。
うるさい、黙れ、やかましい。
馬鹿王子になんか構っていられないので、完全無視してやった。
「王太子妃になれなくても良いのか」
「お前は私を愛してはいないのか」
「無視するな」
「婚約破棄するぞ」
遂に婚約破棄すると言い出した。
「分かりました。婚約破棄を受け入れます」
「・・・・」
馬鹿王子の顔色が真っ青になった。
「バカヤロー、お前なんか大キライだ」
そして泣きながら書庫を出ていった。
やっと静かになった。
これで魔導書の読み漁りに専念出来る。
次回は国王の呼び出しの話です。