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第678話.ペットカメラ

 サングラスをスチャッとかけ直してカフェを出る。心地の良い日差しを浴びながら私は我が家に向かい歩き出した。

 おそらくだが、刻はまだ帰宅していない。お昼を食べてくる関係とシンプルに大学から自宅までの移動距離を考えるとそんな予想が浮び上がる。

 ましろのご飯は用意しておいたが、ちゃんと食べているのか少し気になるところだ。自宅にペットを見ておくためのカメラなんてものが売っているらしいので、少しバイトを頑張って買うのもありだろう。となれば早速めぼしい物の下調べだ。

 熱帯雨林のネットサイトを開きペットカメラを探す。種類もいくつかあり、シンプルに一方向を見るだけのものもあれば、スマホの操作で365度見渡すものもあったり、音声を飛ばすことが出来るものもあれば、餌を供給する装置を有したものもある。当然機能が増えれば増えるほど価格帯はつり上がっていくわけで、値段の数字を見た私はひゃーと声を漏らすしかないのだ。

 スマホをしまい私は青い空を眺める。

 バイト、沢山頑張ろっと……。

 せっかく蛍ちゃんと仲良くなったのに、遊びに行けるのはもう少し先になりそうだ、なんてことを考える。

 暖かく柔らかい風邪が肌を撫でる。

 そうだお金のことでうじうじしていたって仕方がない。それに家族のために頑張るわけだ。そこに面倒くささを感じている暇なんて一瞬の隙もないだろう。

 そう心の中で私は私を奮い立たせる。

 ましろは感じなんてされたくもないだろう。けど、きみのためだ!頑張ってこの厚意を受け取ってね!

 こちら側のエゴでしかないそんな感情。まして猫であるましろにどこまで理解できるのか定かではない。だが、大切だからこそ私達は頑張れるのだ。


第678話終わりましたね。明日は安田記念です。やつが、やつが来ます。魔境香港から最強と呼んで差支えのないやつが。ロマンチックウォリアーがやってきます。日本馬がどう対処するのか見ものですね。

さてと次回は、3日です。お楽しみに!

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