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第555話.未来予想図

 金網の下から覗く炭と、そこから立ち上がる火。網の上にあるお肉をすっかり包んで一瞬で色を変えてしまう。いい感じに焼きあがったものから避難させて次のお肉も投下していく。手の空いている人はその間にお食事タイムだ。

 自分の番のタイミングでタレを入れて焼きあがったお肉をちょんちょんっとつけた。そして白米の上でワンバウンドさせてから口に運ぶ。


「んふふ〜」


 ジュワッと広がるタレの風味と、お肉の香り。そして何より食べた側からすぐに次を食べたくなってしまう絶大な食欲増進効果。箸を動かす手が全く手が止まらずどんどん食べていってしまう。

 定期的にタブレットでお肉を注文しているためか、お肉が無くなりきる前にロボットが運んできてくれるのでいい感じに食べ続けることが出来るのだ。このまま食べ続ければ太るのは不可避だが、それ以上に食べたい欲が勝ってしまうので致し方がないだろう。

 太ってしまったら痩せればいいし、何より少しモチモチムチムチとしていた方が刻も嬉しいかもしれない。うん。

 現実逃避したくなる気持ちに素直になりながら、けれどやっぱり太っちゃうのはダメかしらと思ってしまう。

 ほら、さっき簡単に痩せればいいなんて考えたけど、実際に痩せるのってびっくりするくらい大変だし。なんならリバウンドの可能性だってあるし。となると最初から太らないという選択肢を取っていた方が合理的なんだよね。

 結論にまでしっかりと行き着き私はお肉を食べるペースを少し落とすのだった。刻は気が付いたのか隣で少し不思議そうな表情をしていたが、結局そのまま食べ続けていた。



✲✲✲



 食べ放題の時間が終了し、最後にお口直し程度にアイスを少し食べると私達は外に出た。店の中よりも随分とひんやりしている。近くに海も河もあるのでその分余計に肌寒く感じる。

 近くの車に轢かれないように気を付けながら歩道に入ると各々のんびり歩き出した。

 隣をヘッドライトを点灯させた車が何台も通り過ぎて行く。それを後ろから眺めては、刻とドライブデートなんてしてみるのも楽しそうだなんて思う。

 車の免許を刻が取るのかどうかは特に聞いていないが、私自身は一応持っておくつもりではある。何しろ2人暮らしでどちらか体調を崩した時に運転出来れば病院に行くのが非常に楽になるのだから。それに遠出にも便利だしね。

 楽しそうな未来を思い描きながら私は君嶋くんと話している刻の手をこっそり取って握るのだった。


第555話終わりましたね。作者、まだ車の免許は持っておりません。そろそろ取ろうかななんて思ったりはしていますが、何せ時間の捻出が難しいのが現実です。けれど運転できた方が言い訳で……悩ましいですね。

さてと次回は、1日です。お楽しみに!

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