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あんこーるドロップ!!  作者: 式波トロ
不戦、不勝、不敗
3/13

不戦、不勝、不敗 <下>

3話目です。

初閲覧の方は1話からの閲覧をオススメします。

引き続きの方はよろしくお願いします。

ここはどこ…


時空の流れのような何かに飲み込まれている。

私はどこに向かっているの…

命…夢…希望…どこから来てどこへ行く…

いや、そんなことよりも……


今度は寒い。寒いよ。


分からない。これがどこへ向かっていくのか。

地獄か天国か、この世かあの世か。


なんだか頭に違和感がある。

「これは…あの、冠?って、うわああああああ!?」


ストン。


地面に落ちた音だ。

少し勢いがあったのでおしりが痛い。


「ここは…」


見回すとここは夜。

周りにはテレビでしか見たことのないビル?が立ち並んでいる。どれも大きくて到底届かなそうだ。


「君…ちょっと署まで来てくれるかな?」


え、誰?署ってどこ?


とりあえず、一つだけ分かった。


「逃げるッ!!」

「待ちなさい!悪いようにはしないから!」

私は全力で走った。


そこに道標など無く、周りはただただ明るい。

家で引きこもっていた私は案外、自分に体力がある事を知った。

家にいた頃には全く出なかった汗が出てくる。

分からない。分からない。

とにかく、どこかへ行かなければ。

でも、どこに行けばいいかは分からない。

すると、違う声がした。

今度は全く声色が違った。

それは不思議で、耳からではなく頭に聞こえてきた。

「こっちにおいで。私はあなたを知る魔法使い。大丈夫、私もあっちにいたから。」


それは周りのどの灯よりも明るく見えた。

実際には見えてなんかいないけど。


その時、冠はまるで頷くようにカサカサっと音がした。

はたして、どんな出会いがののを待ち受けているのか…


「それは、ちょっと不思議な日常系」

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