表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あんこーるドロップ!!  作者: 式波トロ
不戦、不勝、不敗
2/13

不戦、不勝、不敗 <中>

引き続きの方はこのまま。これが初めて!な方は前話を読む事をオススメ致します。

オーラというものは勉強した事がある。

物質に限らず、この世の全てに宿るもの。

そしてそれが微弱であればあるほど"魔"のものに引きつかれにくく、強大であるほど引かれ合う。


私は一度自分の"魔力"に関して測ってみた。

どう見ても普通だった。

むしろ、中の下くらい。

お世辞でも何でもなく、中の下。



「我が王よ、城を開けていただけないか。」


複数の"魔"のオーラがする。


「王よ、もう一度申し上げます。城を開けていただけないか。」


なんかしつこい。


「王よ、王よ、」


大体10分くらい経った。

複数の"魔"改め、魔物たちはちょっと疲れたのか、

「王、王、王王王oh、yeah〜

王、王、王王王oh、yeah〜」



…だいたい30分くらい経った。

私は開けずに応対する方法を探している。

「オー!」

「「イ○ス!!」」

「オー!」

「「イ○ス!!」」

「カモ〜ン!!」

「分かったから、ちょっと待って!!」


これはあれだ、たぶんアメリカ系のアレだ。

困ったら○ーグル大先生で調べてくれ。


手立てを探している間にドアを開ける事にした。

でも開かない。

窓の外から声をかけたい所だが、実はこの窓が不思議なもので外から声が漏れにくい。だからさっきの返答、及びツッコミもかなり大声を出した。

喉が痛い。


すると例のかぶりものから声が聞こえる事が分かった。

試しにかぶりものに向かって声をかけた。

「聞こえる?」


「ファ…YES、聞こえますヨ!」


まだしてたのかよ……


「あなた達の目的は?」


「私たちは王を迎えに来ましタ〜」


「(うさんくさ…)王って、私のお母さん?お母さんならいないよ。私はその娘の野崎のの。用がないならもう帰ってくれない…」


「いえ、王とはあなた様でス!」


「へえ……(王とか、興味ないな)

それ以外に用はある?無いならもう帰ってくれない…」


「いえ、あなたは冠をもう手にしているでしょう?無敗の最強王、のの様。」


「え?(私別に戦った事もないし、最強じゃないし…不戦、不勝、不敗なくらいで…って)…あ、コレ?

………え、コレ!?」


「そうでス、あなたはそれで望みを叶える事ができまス。その度は是非我がこ…」


「かぶりもの!もし願いを叶えられるなら私をここから出して!!」


「いやちょっと、王様、ちょ…ま…」


突然そのかぶりものは光り出した。

魔物たちが何か言ってるけど、今、争いさえ終われば、これでこの城から出られるなら……!!


閲覧ありがとうございます。


少しテンションが高めな回でした。

いや、かなりテンション高めでした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ