07
お待たせしてすみませんでした!!
(待っている人はいないかもしれませんが…(><))
受験がやっと終わりましたので、これからのんびりですが更新していきます!!
途中でリリアスをユリウスと書いてしまったので訂正しました。
よろしくお願いしますm(_ _)m
まずは実力試しのテストを行った。
「どうぞ」
「ありがとうございます!」
笑顔で紙を受け取った。ケビン先生は、まだ顔がひきつっていたけど気にしないようにしよう…。
この世界に生まれて6年間、1度も勉強していなかったので、心配になっていたが、ケビン先生が持ってきたのは小学低学年の簡単な二桁の足し算、引き算の計算問題だけだった。
「終わったら言ってください。」
そう言って本を読み始めた。
ちょっとムカついた私は、早く終わらせてやろうと思い、早速ペンをはしらせた。
思ったよりも簡単というか、簡単すぎて5分ほどで全て解き終わった。しっかりと見直しをし、声をかけた。
「終わりました!」
そう答えると意味がわからないのか、眉間に皺を寄せ、頭に?マークが浮かんでいた。
「あぁ、どの問題がわからなかったのですか?」
「……もう解けましたけど?」
どやぁと自信たっぷりに紙を渡した。
紙を受け取ると、はぁとため息をつかれた。
なんか可哀想な目で見られたんだけど?!
いいもんね!丸つけをしてみれば分かるよ!!と心の中で叫んだ。
「さささっ!早く丸つけてください!」
「少し待っててください。」
カバンから答えを取り出し、丸つけを初めた。
すると途中から、テスト用紙と答えをちらちらっとみて、焦り始めた。合っているのを確認し終わったのか、驚いた表情をしていた。
「全部正解ですね…。以前勉強されたのですか…?」
「は、いいえっやったことありませんっ!!」
「本当ですか?」
「はいっ!」
力強く答えた。
あぶないっ!
思わずはいって言いそうになったよ!!
「へぇ…なるほど」
顎に手を当て、考える素振りをしてから呟いた。ぐっと眼鏡を上げた時、一瞬光った気がするんだけど気のせいだよね?!
ふっと微笑まれた。
こっこわい!!
「次はこれをお願いします。」
そう言って渡されたのは三桁の足し算、引き算だった。
これもさっきと時間も変わらずひょひょいっと書き終え、丸つけをしてもらった。
「すごいですね、全問正解です。
なるほどなるほど。」
私の方をちらっと見て、にやっと笑った。
なに、私何かやらかしちゃったの?!
なんか目をつけられたような…?
「私は急用を思い出したので、本日はこれで終了させていただきます。」
「ありがとうございました。」
「では、また明日の午後にうかがいます。」
そう言って、すぐに帰り支度を済ませ、急ぎ足で帰って言った。
なんだったんだろう…。
私の疑問はそのままに先生は帰ってしまった。
読んでくださりありがとうございました!