02
よろしくお願いします<(_ _)>
高1の夏休み。私は暇で暇でしょうがなくて、ファンタジーからゾンビゲームなど色々なゲームで遊んでいた。そんな時、姉の部屋で乙女ゲームに出会ってしまった。私は、寝る間も惜しんでやり続けた。気づけば朝があけてるのなんて沢山あった。そんな時、勝手にゲームをしたことがバレてしまった。
「はい、次これね。あー、あとこれもやっといて。」
私はポイッとゲームソフトを投げられた。
「おっけー!!」
私の姉は才色兼備の完璧なエリートだ。あと、胸がでかい。もういちど言おう。胸がでかい。私は絶壁とまで言われたこのまな板。
はぁ。
そんなこんなで勉強だけは負けるわけにはいかないと必死にやってきたが、姉と比べられやさぐれた。でも、そんな姉にも秘密がある。それは乙女ゲームが大好きだと言うことだ。それも結構やり込んでいて、もうプロレベル。しかも、隠しキャラを攻略したいがために、やり込んでいるのだ。ゲーム好きな姉だが、隠しキャラを攻略するには、他の人達も攻略しなければならない。他のキャラに一切興味がない姉は、めんどくさくなって途中でやめてしまうことが多々あった。そこで私に白羽の矢がたった。全員攻略し終わるとすぐさま渡しにいき、次これねと新しいものを渡される。さいこーだ。
そんな日々を時、私は出会ってしまった。そう、レオンハルト様に…。
『夢の国の王子』、通称夢国の名で知れ渡るちょーちょー人気の乙女ゲームだ。
レオンハルト様の攻略が終わった時の達成感未だ忘れられない。
「今何時だろう?」
時計を確認すると夜中いや、朝の5時だった。チュンチュンと鳥のさえずりが聞こえてくる。
「もーこんな時間!?」
さすがに3日徹夜はきついと思った私は布団に入って寝ようした。しかし、いきなり尿意に襲われた。素早く立ち、向かおうとしたが…。
「痛たたたたっ!!」
ずっとゲームをしていたせいで足が痺れて動けない。ようやく痺れがきれてきたとき、私は慌ててドアを開けて走った。
「もれるぅー!!」
階段を降りようとした時、まだ痺れが残っていたのか足がもつれた。
あっ!!
と思った時にはもう遅い。私は頭から転げ落ちた。
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あぁ、あの時私は死んだのか…。
でも、どーせなら『夢国』に転生したかったなぁ…。
ありがとうございました<(_ _)>