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短いですがよろしくお願いします!

 



「ナタリー!!」


 タタタッと階段を駆け下りて服を選んでいるナタリーに後ろから声をかける。


「もう終わったのですね」


 そういいながら視線をこちらに向けた途端目を見開いた。


 ーーっ!


 私はその場で1周くるりと回り「どうかな?」と小首を傾げた。


 されども反応がない。目を見開いたまま固まっている。


 あれ?大丈夫かな...。


 ナタリーに近づき、「大丈夫?」といいながら顔の前で手を振ると「はっ!」と気づいたのか少しぼーっとしながらも「よくお似合いです!」といってくれた。


 ナタリーがお世辞を言うことはないからきっと似合っているのだろう。


 テンションが上がった私はくるくる回ったり、歩いたりしている時、


「あっ!」


 慣れないヒールのせいかぐらっと体が倒れそうになった。


 っ!


 床に倒れそうになったところを最初に案内してくれた従業員がすっと支えてくれた。ナタリーも手を伸ばしていたが間に合わなかったようだ。



「っ、お怪我はございませんか?」



「...ありがとうございます」



 危なかったーと冷や汗をかきながら従業員の顔を見て笑顔でお礼をいった。


 すると、目を見開いたまま固まっていた。


 ん?もう大丈夫なんだけどな...


 と思い、顔を凝視しながら小首を傾げるとビクッとしながら顔がどんどん赤くなって湯気が出そうだ。


 ナタリーが「あまり見すぎるのは...」といってすっと従業員から私を受け取って支えてくれた。


 あっ、見すぎたから照れてただけか!



「本当にありがとうございます」



 もう一度お礼をいい、ペコっと頭をさげた。


 視線に入るのはヒラヒラのスカート。


 顔がにやけるのがとまらない。


 思わず鼻歌を口ずさむ。


「よし!帰ろうか」


 上機嫌のまま店をでた。



 リリアスが店を出たあと、女性店員さんとリリーは「次回も是非に!!」「もちろんですっ」と硬い握手を結んだとか...。


ありがとうございました!

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