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01

初投稿です!

よろしくおねがいします<(_ _)>

 

「ごめんね、ごめんね、ごめんね…。」


 ぽた、ぽた、と顔に涙が落ちる。


 私はなんでこの人が泣いているのか分からなかった。だから、励まそうと笑顔を向けた。しかし、とても苦しそうに顔を歪ませた。


「ごめんなさい。私ではあなたを育てられない…。ここで…幸せになるのよ…。」


 ぼそ、ぼそと一言一言丁寧に話していた。涙を流し、苦しそうな顔をしながら笑顔を向けられた。ピンポーンとチャイムを鳴らした。最後にぎゅっと強く抱きしめられ、私は玄関の前に置かれた。その女性は振り返らずに走っていった。しばらくすると、ガチャっと音を立てて、つり目が印象的な黒髪の女性が現れた。


「はーい、どちら様かしら?」


 玄関から声が聴こえた。私は返事をしようとはーい!と元気に声を出した。


「おぎゃー!」


 ん?おぎゃ?


「おぎゃー!おぎゃー!!」


 なんで?!声がおぎゃしかでないの?!わたしはパニックに陥っていた。


 私の声を聞きつけた女性が私の顔を見るなり、ため息をついた。


「最近多いのよね。孤児院だからって、なんでも子供を引き取る訳でもないのに…。こんな小さな子を捨てるなんて、可哀想に。」


 そう言って私を優しく抱き上げてくれた。優しく、優しく頭を撫でてくれた。その温かさに睡魔が襲ってきた。


 うとうとしていると女性はお日様のような笑顔で言った。


「おやすみなさい」


 私は安心して眠りについた。


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 目を開けるとそこは知らない天井だった。

 昨日はとても怖い夢を見た。おぎゃとしか喋れなくて、孤児院に捨てられる夢だ。私はぶるっと寒気がし、起き上がろうと手を伸ばした。


 !!


 そこに映るのは赤ちゃんのようなぷにぷにとした小さな手。


 え?


 顔をぺたぺた触って見ると、マシュマロのような触り心地。


 ここどこよー!!と叫ぼうとするといきなり頭痛がした。とっさに頭を抱え込んだ。


 痛い!痛い!!ゔぅ…。


 頭に映像が流れてきた。そうだ私はあの日…。




読んで下さりありがとうございました!!


のんびり投稿します。

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