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引きこもりニート添付ファイルで転生する  作者: ヨルゴ
第一章:メールの添付ファイル~転生
6/6

検査の日

読んでいただきありがとうございます。


下(縦読みであれば左)に書いてあるデータは間違いがあるかもしれません。

なので、だいたいこのぐらいかな?としてご利用ください。


文字数↓

2636字(空白・改行含まない)


読む時間(500文字1分計算)↓

約5.2分です


あれからしばらく経った。俺が2歳の誕生日の日だ。


 朝いつも通り起きた。

 部屋を出て、リビングのドアを開け、部屋に入った瞬間、


 パン パン パン!!

 と鳴った。びっくりした。


「レイン、誕生日おめでとう!これ、プレゼントよ!」

と言いながら母から布に巻かれた細い物を貰う。

「レイン、おめでとう。」

今度は、父が母から貰った物よりも太く、重いものを貰う。

「レイン様、おめでとうございます。」

最後に、メイドがバックをくれた。

「ありがとう!」

何よりも先に言った。


 どうやら、俺の誕生日を祝ってくれたらしい。自分でも誕生日を忘れていたのに。

 こっちの世界でも誕生日を祝う習慣があるのは1歳の誕生日の時に知ったが、クラッカー(またはそれっぽいもの)があるのは知らなかった。

 やはり、火薬はあるのか。それとも、魔道具や魔法なのか。火薬があるならかなり使えるな。いや、魔法があるから…

 などと考えている間にテーブルに着く。お肉やケーキもある。朝からだが。ケーキはあまり好きではないが、チーズケーキらしく、嬉しかった。チーズケーキは好きだ。

 みんなが食べ始める。この世界は"いただきます"がない。だから、前に1度メイドに合掌をしそうになって怪しまれたこともある。うまくごまかしたが。今は、心の中でいただきます(もちろん、ごちそうさまも)をしている。


「どう?美味しい?ママとマーシャの手作りよ!ママと、マーシャの」

「パパも材料買いに行ったからな!」

「ヘレナ様、ライモン様、それよりも今日のご予定を…」

「マーシャ、ちょっと待って。話が終わるまで待って。」

「では、レイン様に直接お伝えします。」

「わかったわ。ありがとう。」

「レイン様、この後のご予定は街のほうに…」

などと話が続く。


 この後街に行くのか…。どんな雰囲気かな?たしか、馬車で片道1時間だったよな…

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

数時間後。街に着いた。


「ここが街…ハビロンとは全然違う…」

父が前に出て、こっちを向いて、両手を広げて、

「ここが、ハドーロンという街だ。今では、首都に次ぐ規模なんだぞ!」

「あ、ちなみに、私たちの家がある村、ハビロンの名前由来の1つでもあるらしいわ。」




俺らが来た場所は冒険(者)ギルド。


「あの~、2歳の息子の検査で用があるのですが…。」

「あ~、はい、わかりました。では、証明書と手続きを…」


 ん?検査?何かあるのだろうか?




しばらくして、女の人が

「はあ~い、じゃあ魔法属性適性検査と魔力測定検査をするよ~ついてきてね~」


 ああ、そうか、前に2歳になったら魔法属性適性検査と魔力測定検査をするって言ってたな。すっかり忘れてた。


「よし、じゃあ、ボク、この紙の上に手を置いてくれるかな?」


 うなずきながら、指示通り紙の上に手を置く。

 が、何も起きない。


「あ、えっと、ギルドの人、うちの子は魔法使えます。」

「はい、わかりました。少し待ってね、ボク。」


 どうやら魔法が使えるとこの方法ではできないみたいだ。壊したわけじゃなくてよかった。ギルドとか、かなり重要な施設の物を壊すとか本当に怖い。




 女の人が戻ってきた。さっきとは少し模様が違う魔法陣が書かれた紙を持ってきた。


「よし、じゃあ、さっきみたいに手を置いてなんでもいいから魔法を出してみてね。」

「魔力を流すだけじゃだめですか?」

「ああ、魔力の流れを操作コントロールできるのね。それでいいよ。」


 言われた通りにさっきのように手を置いて、魔力を流した。

 が、何も起きないというわけではなく今度は、魔法陣がスッと消えた。やばい。これはかなりやばいことだろう。


「え?」


 担当の女の人が驚いている。やっちまったな。


「ああ、ちょっと待っててください。」




 がっちりした体で顔に傷がある強そうな人が出てきた。横にきっちりした人もいる。やばいことになってきた。


「こんにちは」

かなりがっちりした声だ。

「こ、こんにちは…」

「私はここの支部のギルド長のズギーマという者だ。保護者の方は…ってレイモンじゃないか!!」

「ん?おお、ズギーマじゃないか!久しぶりだな!」

どうやら二人は知り合いみたいだ。

「そうだな!あれから何年たったか…」

と話している間にきっちりした人が咳払いをする。

「おっといけない。えーっと、ああそうだったな。レイモン、お前の息子の検査で魔法陣が消えて壊れた理由は分かるか?」

「いや、わからん。」

「これは、魔力が多いことを指す。あの3歳以下用測定用魔法陣は一定(今回の物は500マナ)の数値を超えると壊れてしまう。それから、今丁度他の測定用魔法陣を切らしている。だから、今から使う貴重な測定道具を壊れてしまうとかなり困る。まあ基本壊れることはないが、壊れたときは高額の金額を払ってもらうことになるがいいか?まあ、お前なら払える金額だ。これが契約書だ。」

「ああ。わかった。」

「よし。では、準備しろ。」




 水晶が準備された。そして、さっきの女の人とは違う女の人が出てきた。どうでもいいが、結構タイプだ。


「では、始めます。ここに手を添えてください。そして、魔力を流してください。」


 また壊しそうで緊張したが女の人が可愛い笑顔だったので落ち着いた。そして、水晶がほんのり水色に染まった。台の下からは文字が書かれた紙が出てきた。恐らく、結果が書かれている。


女の人が

「では、結果をお伝えしますが、その前に確認を。この結果を冒険ギルドに保管をしても構いませんか?構わないのであれば、契約書にサインを。」

父がサインをして、女の人に返す。

「では、写しを取るので少々お待ちを。」




「では、こちらが結果になります。先ほど検査台から出てきました原本です。」


 書いてあった内容は次の通り。

魔法属性適性検査(メイン魔法属性)

結果 水属性


魔法属性適性検査(サブ魔法属性)

結果 光属性


魔力測定検査

結果 魔力1000マナ

なお、魔法騎士団入団魔力量は約10万マナ

3歳以下で魔力量が高いと言える魔力量は500マナ以上(3歳以下用検査用魔法陣が壊れる量が500マナ)

初期水魔法水の玉ウォーターボール(直径親指2本程)の魔力使用量約10マナ

と言われています。




と書いてあった。


ちなみに、魔法属性適性検査と魔力測定検査は各ギルドでもできるが、各ギルドは、入る前に魔力検査があり、なにかのギルドに入っている人のほぼ全員が入っている冒険ギルドでして、冒険ギルドに保管しておくと後になると楽になる。複数のギルドに所属することは普通にできる。

 あと、3歳までにする魔法属性適性検査と魔力測定検査は1回目だけ全額国が負担してくれる。


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