プロローグ-旅立ち
章を移動するため再投稿、一部表現の変更。2019年11月13日
読んでいただきありがとうございます。
下(縦読みであれば左)に書いてあるデータは間違いがあるかもしれません。
なので、だいたいこのぐらいかな?としてご利用ください。
文字数↓
1253字(空白・改行含まない)
読む時間(500文字1分計算)↓
約2.5分です
「あ、これ詰んだな。詰んだ。俺氏、空前絶後の最大ピンチ。」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
どうも!引きこもりをやってるものです!
職業は、ニートやってます!
引きこもった理由を知りたいって?いいだろう。教えてやるよ。そう。あれは、高校の時だった…。
高校入学を無事果たした俺は、高校生活を満喫していた。最初の一年は問題なかった。だが、"夏休みと呼べる夏休みではない夏休み"が終わった後。生物的に怯えるほど怖い女教師が、産休を取った。これが悪夢の始まりである。中学からの不良集団が、暴走した。この集団はあっという間に支配した。そして、迷惑を多くの人の与えた。
だが、こいつらがどのくらい危険かをまだ知らなかった。
そして、俺は言った。言ってしまった。
「お前らのおかげで、こっちに迷惑がかかってんだ。調子乗んな。〇ねや。」
心がすかーっとした。
「言ったな?」
これを聞いた時には、もう俺はその場を退場した。いや、退場させられた。強制退場だ。救急車に乗って。
これ以来、俺は一切家から出ていない。だが、お金には困らない。何故か。それは、小学校からのお金がたくさんたまっているからだ。
そうして引きこもりをしているうちに、親が死んだ。
葬儀とかは行ったが涙が出る雰囲気すら感じなかった。
それから、1週間がたった。いつものように、朝起きて、パンを食べた後、自分の部屋でゲームをしている時だった。
ドアが開いた。
姉、弟が部屋に入ってきた。
人生二回目の、担架に乗せられた。
久しぶりに窓越しでない日光を浴びた。
そしてこう言われた。
「働こうともしない、家族と喋ろうともしない人を住ませることはできません。」
と姉が。
「これ以上迷惑をかけないでください。さようなら。」
と弟が言った。
さいごに、バタンと久しぶりに聞いた音を聞き、
ガチャっと2回聞こえた。
そして、数分後、状況を理解した。
「あ、これ詰んだな。詰んだ。俺氏、空前絶後の最大ピンチ。」
ぼそっとつぶやいた。
俺は、冷静だった。だから、今ある(使える)ものを整理した。
1.服一式
2.スマホ(バッテリーは91%。電子マネー系0円)
これだけ。
出来ることがないので、暇つぶしにSNSをする。
どれぐらい経っただろうか。そろそろ今後を考えないといけない。
『ピコン』
聞きなれた通知音が鳴った。メールの通知だった。
だが、そのメールはおかしかった。"件名"と"本文"そして、"添付ファイル"だけだった。
件名:旅立ち
本文:このメールの添付ファイルで旅立てます。これは、あなただけに送られています。本文を読み終わって1時間後に自動消滅します。どうなろうとも、自己責任で。
添付ファイル:Let's go.tp
「これしかないっ!!」
即添付ファイルをダウンロードして、開いた。一瞬の迷いもなく。とてつもなく速いスピードで。だから見逃してしまった。一番下にあった追伸部分を。内容は、
旅立つときには、この世界で死ぬことになります。その後、魂を抜き取り異世界に送ります。なので激痛が走ります。
そして、気を失った。激痛とともに。
次から異世界です。