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マウントとエマ

エマは薬屋で、大量に薬を買い込んだ後、


エマ「とりあえず、明日になるまではやる事ないし寝るか。」


エマは宿を借りて、寝る事にした。


次の日、


エマは、兵士に叩き起こされた。そして、門の前に立たされる。


エマ「あ〜ああっあ〜ねみぃどうした?」


兵士「マウント接近、エマさんを私がマウントまで連れて行く任を得ました。」


兵士は昨日の堅物の護衛兵士ではなかった。


エマ「ん?マウント?すまんな、腹が減って思考が回らん、なんか食わせろ。」


兵士「はい、エマさん」


兵士は肉を持ってきた。


エマ「うん、美味い。お前、なかなかいいな名前は?」


シーラ「です。」


エマ「なるほど、シーラか、なるほど珍しい名だな」


シーラ「では馬車の用意ができました。」


エマ「シーラ、1人だけか?」


シーラ「ええ、私だけです。エマさんが失敗したら終わりですから。」


エマ「そして最悪、俺ができなかったら住民避難か、ではここから先は、俺1人でいい、シーラは帰りな、無駄に命を落とす事は無い。」


シーラ「え?でもマウントは後半分の距離ですよ。」


エマ「飛んでいくから問題ない、」


するとエマは、馬車の上の扉を開けて、空を飛んでった。


???「あ〜早く着かないかなぁ、そろそろ歩き疲れた。


エマが空を飛んでいると、山のような巨大な図体に、二足歩行のいかにも巨龍らしい物体が見えた。


エマ「そこの龍、止まれっ!」


???「ん?なんだ人間、龍語で話す人間など初めてじゃぞ!」


龍は一旦止まり、エマに、怖い目つきをする。


エマ「この先に何の用があるんだ」


???「龍である我が、なぜ、人間ごときに話せばならない、我は、5万年生きる龍、グレイルだぞ!」


エマ「?マウントじゃないのか?」


グレイル「人語は理解できん、お前達、人間が虫と話せぬように。だが、珍しいお前に、我のこれからやる事を教えてやる」


エマ「それは?」


グレイル「温泉に浸かりにきた。」


なんか龍の顔が優しい顔になる。


エマ「は?」


グレイル「この前、俺の友達に聞いたんだが、この先に、龍でも入れるくらいおっきな風呂があるって聞いたから、きちゃった☆」


エマ「…。」


グレイル「何か問題あるか?」


エマ「人間を食べに来たのか?」


グレイル「我、草食なんじゃが、」


エマ「食料問題じゃ無いのなら人間の国を滅ぼすために来たのか?」


グレイル「我は大人だぞ!そんな子供ようなことするか!お前は、ありの巣を見たらいちいち、ほじくるのか?」


エマ「いやしないな!」


グレイル「我とて同じよ、そんなに我は暇ではない。」


エマ「じゃあ、人間の国を滅ぼす為にくるのではないんだな?」


グレイル「当たり前だ!」


エマ「じゃあこの先に、人間の国があるから避けてくれないか?」


グレイル「それは断る!」


エマ「なぜ?」


グレイル「なぜ?じゃあ聞くが、お前は、蟻の巣を見たら、わざわざ避けるのか?その蟻がたとえ避けてと言っていても」


エマ「避けないな」


グレイル「そうだろう?我も同じよ、たまたま、いく方向に国があった、街があった、港があった、それだけのことよ、正直この5万年でたまたま、踏み潰した国や街は、数万よ、それに我が歩くとその振動だけで家が崩れる。そもそも龍とはそういうものよ、」


エマ「では避ける気は無い、あくまでも通るつもりか?」


グレイル「もちろんだ!もういいか?人間よ、死にたくなければここを離れる事だ!」


エマ「では戦うしかなさそうだ!」


グレイル「ほう?我と戦うだと?この外壁に守られた、身体に傷をつけられるか!」


エマは聖剣を抜くと、龍に切りつける。すると、グレイルの顔にかすり傷をつけるするとグレイルが!


グレイル「え?ぎゃあああああ痛い痛いよ〜お母さ〜ん」


エマ「えぇ…。」


ある程度のたうちまわると、何事も無かったように


グレイル「なかなかやるなぁ人間、」


グレイルは強がっているが涙目な所、やせ我慢しているらしい。


エマ「なぁ、この国以外なら破壊して良いからさ、避けてくれないか?」


グレイル「断る!ぎゃあああああ痛い痛い〜っっ」


エマ(こいつ本当に世界を滅ぼすかもしれない龍の一体なのか?ただのやせ我慢している奴にしか見えないんだけど。)


そして30分後


グレイル「わかりましたよ〜回り道すればいいのですね、」


そしてグレイルは回り道する事にした。


エマ「ふぅ終わったか、」


シーラ「エマさん凄すぎっす、まさか、生きる天災マウントを撃退しちゃうなんて凄いっす。」


エマ「シーラか?」


シーラ「しかも切りつけても、絶対に傷つかないはずのマウントが傷をつけられて悶てる所凄かったです。」


エマ「アイツが?ただの草食動物だと思った。」


シーラ「何してるんです?」


エマ「マウントのカケラだ!」


カケラとはいえ、巨大なものがたくさん落ちている、のたうち回った時に落ちた鱗などを拾っている。


エマはカケラを集め終わると国に戻るのだった。


城にて、


エマ「ほれっ」


鱗のかけらとはいえ巨大な龍の鱗を王女の前に出す、


王女「なっ!」


エマ「約束通りに国を救ったんだ、金をよこせ、」


王女「ありませんっ」


エマ「何っ!金が無いとはどういうことだ!」


女王「まさかこんなに早く問題を解決するなんて思いもよりませんでしたから」


エマ「なるほど、ならこの国には用はない、地図から消えて貰おう!」


エマの体から黒いオーラが発生し、エマは黒い服に覆われ、そして、強烈な闇魔法を左手に集中して黒い玉を生み出す。


兵士「貴様!それでも勇者か!」


エマ「違う、俺は勇者なんかじゃ無い、俺は魔王だ!俺の名はベルフェルリア!世界最強の魔王にして魔神の息子!」


女王「ベルフェルリア、4444年前、世界を滅ぼしかけた最強の魔王!お前は、確か勇者に、」


エマ「殺されたか?正確に伝えるのは、どうやら難しいらしい、あの時、俺は勇者に取り付き、4440年間勇者のクソッタレな血に封印されていたが、この勇者の直径たるエマが死んだから、我の封印が解けたのだよ!」


女王「くっ」


エマ「冥土のみやげが出来て良かったなぁ、じゃあ死っ」


シーラ「お待ちください、勇者様っ!どうか!お願いします。この国を滅ぼさないで下さい!」


エマ「シーラっ…どけっ」


シーラ「どきません、」


エマ「………まぁいい、ここで滅したら、金が貰えないからな、とりあえず、有り金全てよこせ。」


女王「この国にはもう1Jもないですぅ貴方の前金を払うだけでもう国の宝物庫は空なんです。」


エマ「???おい、おかしいだろ、なんでこの国に金がないんだ?普通、国は金を溜め込むものだろ?違うのか?」


女王「この国は、帝国に蝕まれているのです。この国は小国、帝国に税を納めなければ、ならないのですから。」


エマ「なるほどなぁ、つまりはあれか?帝国を滅してくれと頼むのか?」


???「本当かね?女王陛下」


女王「違いますっっ」


エマ「お前らが帝国か?」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

一旦区切ります。(´∀`*)ニッコリ














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