転生しましたら、選ばれし勇者⁈
魔王軍の侵略により世界は怯え、暮らしていた。
魔王軍は、人間の畑だけでなく、肉を喰らい、女、子供までも食料とした。狂気な彼らは、人間だけでなく、死んだ魔族すら食う!そして、世界は、かろうじで滅びかけたが、ある日の勇者エルクが現れて、世界を救った。遂には魔界へと向かい、魔王の部屋にたどり着いた。
グシャッ
エルク「これで終わりだ魔王!」
魔王「ぐはっっ」
エルクの聖剣が魔王に突き刺さる。
魔王「勇者貴様〜呪ってやる〜貴様の孫の代まで!」
エルクの身体に魔王がエルクの身体に入り込む
エルク「くっ」
魔王「貴様の心か、血が絶えるその日こそお前の全てが私のものとなる。せいぜい、心しておくがいい、はははははははは」
〜4440年後〜
???(転生魔法は、完璧か、ここはどこだ?)
母「エマちゃん、はぁエマちゃ〜ん」
エマ(う〜ん抱きつかれて苦しい、しかもこいつ半分天使じゃないか、離れろ〜神属性は体に弱いって、あれ?何ともない、ああそうか、人間の身体だからか)
母「エマちゃん、さっきまで息してなかったのよ、心配したわ、」
エマ(なるほど、この体はエマというのか、)
母「今日は何食べる?」
エマ「肉っ!」
母「あら、エマったら、肉好きだったかしら、食べられる様になったのね。」
〜4年後〜
エマは、見た目の容姿から甘やかされて成長した。そして成人になったある日告げられる、自分が何者かを、
母「エマ、大事な話があるの、貴方の宣祖は、4444年前に魔王を倒した勇者の一族の末裔なの、貴方はその88代目、あれから4444年、魔族が魔王の復活するとされているこの現代、貴方の中に魔王は居ます。どうか魔王の誘惑に負けないで。」
母はぶっ倒れる。
母「最後に貴方と一緒にいられて良かったわ、元気でねエマ」
母はそう言い残すと、白い灰になって消える。
エマ「天使を宿した人間は長生きするが限界を迎えるとこうなる、しかしこの女、最後まで、俺の正体に気づかなかったなぁ、俺を息子だと思って、だがお前と一緒に過ごした時間は、結構楽しかったな、灰は埋めよう。」
そして、母の灰を墓に埋めて家に戻ると、なんか光ってる物を発見した。
エマ「うん、これは、聖剣だなっ光なんか光っているなぁ」
エマが聖剣を恐る恐る触れるが、別に拒絶反応はない様だ、
エマ「まぁ身体は人間だからな。よし、折るか」
エマは自分の魔力で魔剣を作る、そして、聖剣を破壊しようとするが、
ガンっピキピキピキピキパリンッッ
魔剣の方が砕け散る。
エマ「うーん、破壊は無理か、これは俺にしか使えない武器か、それにこの聖剣、軽いっ手に馴染む、まぁ、いいかもらって置こう。」
エマは、その後、家の中の使える物を持って冒険に出るのだった。