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JUNK LAND【→】  作者: 笑夜
28/39

二一章 ANSWER:4





ANSWER 4


『もう一つの答え』









本来であれば、“情状酌量”が適用されてしかるべき事件である。


しかし真実がもし明かされていたのであれば、事件の根底をも揺るがす大事件なのだ。


皮肉にも、


世間に語られない別の“大罪”が吉行にはあった。



国家レベルの政策の遮断。



それが吉行の量刑の最たるものである。


抜けた穴の補充の為に回された“手”は世間が想像出来うる短絡的なものではなかった。




誰一人殺さなかった正人は、『覚醒剤取締法違反』の罪で裁かれるはずが、人生の大半を“生死を問われる”事に使った。


真実とはまるで違う罪で“罰”を言い渡された吉行は、最後に世間から“同情”を貰った。


虚像を絵に描いたような“同情”を……



そして……



司法の歴史に名を残し、人々の記憶からは忘れられていった。














残した名は、



『 真 崎 吉 行 』



─ホウテイデ アダウチヲシ、ハツノケイバツヲ アタエラレ、ドウジョウヲ カッタ アワレナ オトコ─










吉行の、法廷内による発砲殺害事件は、スティッチにはSensational(扇情的)なものであった。


すなわち、彼の欲望を煽り立てる単純さがそこにあった。



Simple is best.

(シンプル イズ ベスト)


殺したい程憎い奴がいた……


そいつは死の運命を回避した……


だから自分で殺した……


欲望の隙間を埋める為に……




それはスティッチには……


明解な【Answer(答え)】であった。







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