魔獣襲撃
それからリアシー……麻由莉と昔話をしながら森を出ようとしていた。
「こんなに近くにいたなんて嬉しいよ。」
「私も嬉しいよ。大好き!」
「俺も大好きだ!」
嬉しすぎてニヤニヤが止まらない。
「あそうだ、キャスアービス解除」
と唱えて、元の人姿に戻った。
麻由莉が不思議そうな顔で聞いてきた。
「そういえば、キャスアービスって何?」
「ああ、キャスアービスって言うのは、創造魔法で作った自分が中に入る人間サイズのロボットだよ。昔からの夢だったからねロボットに乗るのは。」
「そういえば、そうだったね。ロボットゲームとかアニメとか好きだったもんね。」
談笑しながら、街の入口に近づいたとき突然
カンカンカンカン、カンカンカンカンと激しい鐘の音が聴こえた。
「な、何?」
「俺もわからん。」
2人は戸惑いながら嫌な予感がするので急いで家に向かった。
その道中、王国騎士団の駐屯地の近くに来たとき、そこには沢山の騎士達が整列をしていた。
「いったい、何の騒ぎなのですか隊長!」
「街の近くに大型の魔獣が現れた。まだ、街への被害はないがすぐに迎撃に行くぞ。被害が出てからは遅いからな。」
「「「了解!」」」
一斉に返事がされ、騎士団は2人が進もうとしていた方向に進軍した。
「「ま、魔獣!?」」
2人は今の話を聞いて慌てて騎士団の後を追った。
「ヤバイんじゃないあの方向私たちの家があるよ。お母さん大丈夫かな」
麻由莉は焦っていた。
「大丈夫だよ絶対。鐘の音聴こえてた筈だし、それにお母さん元天才魔法使いなんでしょ逆に吹き飛ばしてるかも」
彼女に心配かけないよう声をかけたが、フォスロも焦っていた。
「ハァハァ、走っても間に合わない。さすがに年齢低いしスタミナもないしどうしたら。」
「あ、そうだキャスアービスを使う。あれなら飛んで行けるし間に合うかもしれん」
「そうだね。そうしよう私も連れてって。」
「当然だ!」
そうして、フォスロとリアシーは歩みを止め、
人がいないところに向かった。
「周りに人はいないよな?」
「いないよ」
「了解」
「キャスアービス エクフォルネ!」
そして、体全体が輝きだしそして変身した。
「レーダー起動、魔獣の反応捉えられるか。」
ピッ、ピッ、ピッ、キュインキュイン。レーダーが魔獣を捉えた。もう街のすぐそばまで来ていた。近くには大勢の人達の反応も合った。逃げ遅れていた。
「捉えたぞ、大勢の人達の反応もある。避難が遅れている。」
「急がなきゃ! どこに乗ればいい?」
フォスロはリアシーをお姫様抱っこした。
「きゃ、お、お姫様抱っこ~!」
「行くぞ!」
「う、うん!」
そしてスラスター全快で飛んだ。
キャスアービスの真価が試されますね。
次は魔獣との戦闘です。




