謎の軍隊の力
グラッカー隊が使う主力戦車の挿絵を後書きの方に入れてみました。よかったら見てください。
「お前はアストランス王国の者か?」
と漆黒のやつが言う。
「いや、違う。」
白騎士が答える。
「お前が何者かは知らんが下がれ邪魔だ。邪魔をするならお前ごと蹂躙する。」
「ふむ、侵攻するのか。警告はしたからなどうなっても知らんぞ。降伏は受け付けん。」
〈だそうだ、エクレ。〉
通信でエクレに連絡する。
《聞いてたわ。了解戦車部隊を配置に着かせるわ。シークロン隊、グラッカー隊をフォスロの後ろに降ろして。》
〈了解。〉
すると、空に動きが起きた。空から謎の物体が飛んで来る。
「なんだあれは? 空を飛んでいるぞ。」
「白騎士の仲間なのか? あいつも空を飛んでいるしな。」
白騎士の後ろで戦闘態勢に入っていた騎士団員達がざわざわし始める。
「皆落ち着け、白騎士が何をするか分からんが目の前には魔族の軍隊と大型魔獣がいる気を引き締めろ。」
「「おぉーー!」」
レティシア騎士団長の一言で落ち着きを取り戻す。
「さてと、降りるか。」
白騎士=フォスロが地面に足をつく。
フォスロが地面に降り立ったと同時に戦闘機の下のアームが解除され、グラッカー隊が降り立つ。
「ぶ、分裂した!!」
回りは驚いている。すると空飛ぶ物体は分裂したものを降ろして後、飛んでいき自分達の回りを旋回している。
「何を降ろしたかは知らんが進め、人族を蹂躙するのだぁー!」
「おぉーー!」
侵攻軍が掛け声と共に突っ込んできた。
「構えろ!」
レティシア騎士団長が剣を空に上げ振り下ろそうとした時。
「やめろ。ここは我らに任せよ。」
白騎士が手で制止する。
〈グラッカー隊、戦闘用意、弾種 榴弾 撃て〉
〈了解。弾種 榴弾 装填、撃て〉
グラッカー隊の戦車が一斉に砲撃する。
そして、侵攻軍の先頭に直撃し、爆発、辺りも巻き込まれ吹き飛んだ。
尚も続けて連射している。この戦車の主砲は速射砲であった。次々に撃ち込まれる榴弾になすすべなく吹き飛ばされる侵攻軍。
〈射撃止め。〉
連続で10発放たれた。戦車合計10輌。計100発の榴弾が叩き込まれた。
射撃が終わった頃、侵攻軍の前衛は跡形もなく消し飛んでいた。辺りは爆発の影響で地面が凸凹になっていた。
回りは唖然としていた。物凄い爆発音と共に侵攻軍の悲鳴が聞こえていた。そして土煙が晴れ、辺りは何もなかった。残ったのは侵攻軍の主力と後衛、大型魔獣のみ。前衛は消えていた。
「なにが起こったんだ。」
レティシア騎士団長は何が起こったか分からず混乱していた。
目の前の物体から砲弾が放たれているのは見えていたが、その放たれた砲弾が物凄い勢いで飛んでいき爆発した。王都にある大砲とは比べ物にない速さ威力に驚愕していた。
「お、おい、突っ込んできた魔族いなくなってるぞ。」
「どこかに隠れたのか。」
すると白騎士が言う。
「跡形もなく消し飛ばした。」
「どうやったんだ。まったくわからん。」
「あれは大砲ということか。でも王都で見たものと形が違いすぎる大きいぞ。」
その一方、侵攻軍は
「前衛は何処に行った。答えろ~!」
漆黒の者が叫ぶが何も反応はなかった。
「くそ何なんだあの大砲は。人がいないにも関わらずどうやってあんなに撃ったんだ。」
本来、大砲は人が人力で砲弾を運び、火薬を詰め、引火させ、飛ばす。
だが目の前で起こった事は理解不能だった。
「仕方がない一旦引くか。」
「させん。」
〈エクレ、侵攻軍の後衛に空爆要請する。〉
《了解。レイバー隊に続いて爆撃機部隊、侵攻軍後衛を爆撃せよ。》
〈了解。〉
〈目標上空に到達、爆装ハッチ開け、目標確認投下。〉
ヒューと沢山の爆弾が後衛に降り注いでいる。
次の瞬間、退却をしようとしていた後衛に着弾。
辺り一帯爆発の炎に包まれながらさらに爆弾が降り注ぐ。絨毯爆撃。
〈投下完了。隊列に戻る。〉
上空の爆撃機は旋回し、元の場所に戻っていく。
そして、後衛に加え撤退しようとしていた主力の侵攻軍も巻き込まれ壊滅。辺りは焼け野原になっていた。
《後衛と主力も巻き込んだみたい。あとは、大型魔獣と残った残党ね。決めちゃいなさいフォスロ。》
〈ありがとう。エクレと部隊の皆さん。あの大型魔獣を倒す。〉
〈いいってことよ。久々に撃てたしな。援護射撃は任せろ。〉
グラッカー隊隊長が頼もしいことを言う。
〈行く。〉
フォスロは武器を創造する。
「アウキス!」
アウキスとは創造魔法で武器を創る時に言う掛け声だ。
そして、右手にビームライフル、左手に大剣、肩と脚にミサイルランチャーを創り、装備する。
「我が傑作の魔獣ソーティゴよ行け!」
大型魔獣がこちらに突っ込んでくる。
フォスロはスラスターを噴かし魔獣に突撃をした。




