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幼い頃ってどんな感じなのか?

「ば~ぶ~」



敬一が転生後に意識を取り戻したのは、この世界で出産で母体から出た時である。気がついた時は産まれたばかりで、目が発達しておらず視界がぼやけていた為何もできず理解できずにいた。

この世界に誕生して一年間が経過し、ようやく視界が鮮明になり自分の両親や他の者達の区別や、言語の理解をする事ができた。




「ば~ぶ~」

(暇すぎる~、やる事ねえんだけど)




赤ん坊の敬一は1日の大半を母親のそばにいて、何もする事が無いのだ。


「たっだいま~」



そう元気な声で近くによって来たのは、敬一の姉である。姉の名はレオナ・セインロードである。



「おかえりレオナ、ちょうどレイも起きたとこよ」



母親の名はアリル・セインロード、アリルが言ったレイというのが敬一の転生後の名前である。




「ほんとぉ!レイ、お姉ちゃんだよ!」



こうしてレイによってきては、レイの頬っぺたをつんつんと押すのがレオナの今のマイブームである。






「おいおいあまりつつくなよ。まだ1歳の赤ん坊なんだ」


「は~い」



レオナに続いてやって来たのが、レイが産まれた7大貴族の内の1つ。光属性を司るセインロード家の現当主ホーク・セインロードであり、レイの父親である。



「でもパパ、レイ頬っぺた柔らかくて気持ち良いんだもん」



「まだ赤ん坊だもの柔らかくて当然なのよ」



「へぇ~」


腕を組みなるほどと首を縦にふった



このような平和な日常が続いているのである。








そうして時は流れ、レイが産まれて3年の月日がたった。

レオナが5歳、レイが3歳である。



ブン・・ブン・・ブン・・ブン・・



5歳になったレオナは父に教わりながら、木剣を振っていた。そしてそれを真似てレオナの横でレイも木剣を振っていた。



「はぁ・・はぁ・・・」

(駄目だ、3歳児の身体じゃキツすぎる)



レイは自分の足で立てるようになると、誰も見ていない間に歩行や走る練習を行ったり、魔力のコントロールの練習を行っていた。



「レイ、そんなに頑張らなくて良いんだぞ。そろそろ終わりにしなさい」



「は~い」




ホークに促され渋々木剣を片付け、今日の稽古を終了した。

一方のレオナは既に剣術の大半を会得していた。




(やれやれ参っちゃうよな、あそこまで天才だとよ)




レオナ・セインロードは数百年に1人の天才といわれる程の才能をもち、剣術のみならず魔法すら既に初級魔法を完全に会得し、中級魔法に取りかかっているところである。普通の5歳児とは天と地の差以上の差がある。格が違うというべきである。



転生したので敬一の名前をレイ・セインロードに変更します。

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