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ノボルヒ  作者: エトーのねこ
第まる章、「除幕式代わりの前提条件説明」

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「村田しずゑという女」

 村田しずゑ、先の紹介に上がった「渦中の人物」こと、忠臣伊東の妻として、つまりは「伊東しずゑ」という名の方が遙かに有名であるが、日露戦争が終結した明治38年の三が日に生まれた彼女が核兵器発明の基となった、という伊東精一が酒の席で語った与太話は、酒の席で偶々話が盛り上がったから出ただけの、本当の与太話だろうと当初、看過されていたものの、彼女の遺した日記帳に書かれた文言がある博物館に寄贈された際に皆が皆、驚愕した。そこに書かれていたのは、アインシュタインが書いたある文書の和訳であったからだ。まあさすがに相対性理論全文の和訳といった類いのものではなかったのだが、アインシュタインが書いた手紙をどこから聞きつけたのか引用して、アメリカ合衆国の大統領はこんなに悪い奴なんです、という記述と共に、だから発明や開発をを急がせてアメリカ合衆国に爆撃を行うように仕向けました、といったことが書かれてあったからだ。

 いわゆる「村田予言書」である。彼女が果たして語学の達人だったのか、あるいは数式の魔術師だったのか、知る者は最早居ないが、彼女の娘である伊東敏子が山本恭三と結婚する前に既に医師としての名声を欲しいままにしていたことから知的才能の遺伝子が継承される一番確かな傍証として、今なお研究対象となっている。

 ただ、村田しずゑが才女ではあったのかもしれないが、それはあくまで状況証拠に過ぎず、現在主流な説でもなければ、所有権・特許権は一応伊東精一名義なので、その辺りはまあ、まだまだ研究他が進んでいないのだろう。

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