七章 六大庭園会議
学園都市エデンはエデン学園、ソドラ学園、BULLET school、龍仙学院、伽藍重工附属学校、アマルスクールの六つの学園で形成されている。
学園都市エデン。
六つの学園で成り立つ学生達の楽園。
学園外部である都市に多くのスポンサーによる様々な店舗が立ち並び、学生達がなに不自由なく過ごせる様にと作られている。
そんな都市の中でも最高級とされている料亭「ガーデン」。
そこの一室に、六人の長と彼らの臣下である六人が集められていた。皆が皆、牽制する様に見合いながら六人の長達は座っている。
年に四回、四季になぞって行われる六つの学園を運営している者達全員が揃って執り行う会議。
通称「六大庭園会議」。
本来であればもう少し遅いタイミングで開催されるものの、今回は入学式の次の日であるにも関わらず、早めのスケジューリングを強いられた六人の長達が一つの部屋に集う。
重苦しい空気の中、銀髪の好青年が全員の目を見て口を開いた。
「やぁ、みんな、元気そうで何よりだ。今回も司会はエデン学園生徒会執行部生徒会長ツカサ・ヴォーダインが務めさせてもらうよ。賛同する者は学園名と自分の名前を述べて賛同の意志を告げてくれ」
そう言うとツカサはニッコリと長達の顔を見て一礼する。
青い制服に銀髪がよく映え、大人びて見えると次に横にいた白髪の少女が面倒くさそうに切り出した。
「ソドラ学園風紀委員長兼執行官、マガツ・シューヴァルは賛同するわ」
(面倒、この職について二年目だけど、やっぱり嫌ね。ヒナタとカレンに全部任せればよかった)
紫色の軍服に見立てた制服に身を包み、白く美しい長髪をクルクルさせながらマガツ・ジューヴァルは会議に嫌々と参加する。彼女のいつも通りの挨拶が済むと次に白と黒の鮮やかなコントラストを生んでいる短髪の青年が声を上げた。
「BULLET school生徒会長、如月百兎は賛同する」
ハキハキと話す青年を見て、自分の番だと片目をつぶりながら水色の髪で三つ編みで結んだ生徒が間髪入れずに彼に声を発する。
「龍仙学院龍真会党首、李 刃は賛同するよ」
チャイナ服と学生服を合わせた一際目立つ様な格好に身を包み、刃は六人の中で唯一目の前に出されていたお茶を飲み干していた。
名乗りを挙げた生徒達を見て、赤髪で右手にα、左手にβと書かれたタトゥーをした男がゆっくりと彼らの賛同に沿う様に応える。
「伽藍重工附属学校生徒会長、グレイ・ツェッペリンは賛同する」
最後に残された薄紫の髪の少女がグレイを少しだけ睨みつけるもすぐに表情を変え、いつも通りのんびりとした口調で話した。
「アマルスクール生徒会長、斗南ツクヨは賛同するよ〜」
五人の長の意志の確認が取れるとツカサが会議の進行を始める。
「じゃあ、六大庭園会議を始めよう。より良い学生生活のために」
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