十五章 月夜を照らす 其の拾伍
サクラコ裏話 ステータス編
ステータスは攻撃、防御、技術、射程、機動、知力、成長性、戦闘IQ、精神力、神秘量の10個を評価するよ!(数値基準表1〜3欠陥、3〜5標準、5〜8優秀、8〜10卓越、10〜超越)
16回目
マガツ・シューバル
攻撃力 18
防御力 18
技術 7
射程 13
機動 8
知力 10
戦闘IQ 12
精神力 6
成長性 6
神秘量 10
総合評価 108
このステータスは第一部春を参考に作っております。
ツカサは自らの大剣を分解すると空中に浮遊する四つの武器を精製した。構築式記憶合金は一度構築した鉄は神秘による中和以外で破壊されることのない代わりに莫大な神秘を要求するもの。ただ、莫大な量の神秘に見合った能力、つまり、一度物質として構築すれば変幻自在な鉄として扱える。
そして、ツカサは今、得物の間合を捨て、生み出したのが浮遊型支援機、四つであった。全て同じ形であり、鋭利な刃のよう物が先端についているそれらはツカサを守るように彼の周りをクルクルと回っている。
(空気の固定化って簡単に言ったけどありゃ、とんでもないくらい練られた技術だ。あの浮いてる武器全部空気の固定化で浮かしてる)
褒めはするものの自分自身の手を緩めることなどは一切なく、召喚していた式神を動かし、一体をしまうと新たに一体を顕現させる。
「維持神顕現・獅牙」
獅子の顔をした人型の式神が現れるや否やツカサへと飛んで行くと残っていた二体の式神も動き出した。天地強奪が指を再び上に向けるとツカサの視界のみが反転させ、英雄が矢を番、放つ。
全てにおいて全くの無駄を省き、自身が持つカード全てを使う慎一郎の攻撃。それを前にしてツカサは笑った。これまでも自身の命を脅かすことはあれどこうも敗北に近づいたのは初めてであり、迫る危機を薙ぎ払うために動き出す。
浮遊する四つの内、二つが距離を詰めてきた獅子顔の式神の両腕を貫くと空中に固定し、ツカサは自身の持つ刀で斬り裂いた。
ツカサはここまでの戦いである仮説を立てていた。
一つ、慎一郎は式神を同時に三つまで使役できる。
二つ、式神は戻すまでその場に留まり続ける。
三つ、一度破壊した式神はこの場ではもう一度使えない。
獅子顔の戦士を破壊するも天地強奪の能力により、視界が再び反転する。突然、視界が上下入れ替わると一般人であれば戸惑いとともにその行動が制限されてしまうであろう幻覚。
だが、ツカサにとってそれは関係がない。
(視界が反転したとしてもやることは変わんない。先ずはあいつを斬る)
視界は上下が逆転しているにも関わらず、四つの支援機を使い、天地強奪の身体中を貫通させた。
それを見ていた慎一郎は嬉しそうにしており、そうなることを識っていたかの英雄に攻撃を命じる。ツカサを守る支援機達は攻撃に転じており、無防備となった体に英雄の矢が三つ綺麗なアーチを描きながら放たれた。
三つの矢は三つともツカサを完全に捉えており、全てを撃ち落とすのは不可能。ただ、同時に捉えれる様な武器があるのであれば話は変わる。
刀に構築式記憶合金を纏わせ、新たに大剣を生成するとその刃で三つの矢を弾き、空気の固定化による飛ぶ斬撃を放った。
それは不可視の斬撃であり、英雄にそれを避ける術はない。ツカサは一瞬の間にて、慎一郎がその場に使役していた全ての式神を破壊した。
現状、最強とされる者同士の戦い。誰に語られることもなく、見ているのはほんの少しの観客だけ。互いの攻防の熱は最高潮であり、慎一郎は更なる深奥、いずれ誰かが至るであろう領域を見せるために声を上げた。
「見せてやるよ! ツカサ! 俺が持てる最高地点、神秘言語化を!」
しかし、神秘言語化という言葉それを聞いた途端、ツカサは全ての装備を解除した。
「んな?! バカなんか?! お前?!」
慎一郎はツカサが装備を解いたことに驚くとそれに対して、彼は冷静に応える。
「未だ時期が早いです、慎一郎先輩。神秘言語化は未来の可能性であり、見せるには早過ぎます」
「んなこと言うなよ?! 俺的にはお前達には見せてもいいかなって思うんだぞ!? そんじゃ、どうすんだ、この勝負?!」
「それはもちろん、自分の負けです」
「はぁ??????????!!!!!!!!!!」
慎一郎の大声が舞台の上で鳴り響く。
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