十一章 月夜を照らす 其の拾壱
サクラコ裏話 ステータス編
ステータスは攻撃、防御、技術、射程、機動、知力、成長性、戦闘IQ、精神力、神秘量の10個を評価するよ!(数値基準表1〜3欠陥、3〜5標準、5〜8優秀、8〜10卓越、10〜超越)
12回目
亜号奈々(あごうなな)
攻撃力 10
防御力 8
技術 6
射程 6
機動 6
知力 6
戦闘IQ 6
精神力 6
成長性 6
神秘量 20
総合評価 80
このステータスは第一部春を参考に作っております。
(神秘の総量、計り知れねえなコイツ。あの距離からの衝撃でダメージがないってのは、多分、神秘をミルフィーユ状にして衝撃を吸収ってとこか。ただ、言うが易しってもんよ。そんな量の神秘を何度も使えば俺でも三回くらいやれば切れちまう。それなのにアイツ、底が見えねえ)
慎一郎がマジマジと見ている間、ツカサは刀を構えるとそれを力一杯に振るった。その一撃に神秘を纏わせていることを知っており、避けるもその大きさを把握し切れなかった。
バキリと音を立て、ツカサの放った斬撃により、真っ二つに切り裂かれたビルの半身が彼らの上空に現れた。
「んな?! 驚いてばっかだな!? おい!」
興奮気味に呟きながらも慎一郎は冷静であった。
上空から落ちてくるまでの数秒間、この間に、ツカサとの距離を詰めると慎一郎は自らの持つ得物で攻撃を放つ。
ビルの半身が彼らを人口の陽の光から遮るも彼らはその場での闘争をやめない。日陰の中で、互いに引くことはなく、上空から自身の命を脅かすモノが落下しに来ていると知っていながらも、彼らは止まらなかった。
秒すら残らない間、その攻防に変化を齎したのは慎一郎であった。ツカサの刀目掛けて蹴りを放ち、ほんの少し距離を作ると槍を地面に突き刺し、神秘を次の段階に移行するために口を開こうとする。
だが、それをツカサを許さない。
少しの距離により、生まれたアドバンテージを使い、神秘を纏わせた斬撃放った。
両手が空いた真一郎に斬撃が襲いかかるも、彼は逆に再びツカサとの距離を詰めると斬撃をギリギリで躱し、体目掛けて拳を放つ。
ツカサはそれを避けようと一歩引こうとした。だが、その瞬間、彼の背後を塞ぐように地面から槍が現れた。
(槍を突き刺したのは神秘拡張のブラフ。あの槍から僕の背後まで神秘を伸ばして槍を出したのか。流石、勘がいいね!)
背後の槍に気を取られ、ツカサの拳に反応出来ず、その一撃を受けた。槍の壁に打ち付けられると生まれた隙を使い、慎一郎もまた、口を開く。
「神秘拡張! 維持神帝王!」
頭上に二本目の輪っかと辺りに武器が華の様に咲き誇る。しかし、それらを使う事なく、慎一郎はツカサを両腕を掴むと彼の体を上空に投げつけた。
「こっからだぜ! ツカサ! 死ぬなヨォ!」
投げられたツカサは既に落下しているビルの半身に打ち付けられると慎一郎は地面にある武器を手に取った。
それは弓であり、矢は慎一郎の神秘により作られる。雷を纏う矢は、かつて凡ゆる魔を滅する雷帝の模倣。
「維持神帝王・雷霆!!!!」
慎一郎は笑顔を浮かべながらツカサ目掛けて容赦なく放った。
(ビルごと僕を吹き飛ばす気!? だから、あそこまでギリギリであっても余裕こいてたのか!)
向かいくる必殺の一矢を見て、ツカサは自身の神秘による防御を最大限に発揮するとそれを受けた。
雷とツカサの纏う神秘の壁がぶつかった瞬間、落下していたビルと共に、大きな爆発を齎す。
そんな中、バキリバキリと音を立てて、ツカサを貫こうとする矢の進撃は止まず、彼の腕へとそれは徐々に迫り寄っていた。
危険。
自分に迫る危機を前に、ツカサは初めて冷や汗をかく。決して、舐めていた訳でもなく、侮っていた訳でもない、それでも幹慎一郎という人間の底知れなさを図り切れなかった自身の未熟さに少しばかり、恨んだ。
「仕方ない。マリア、アレやるから準備して」
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