表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/70

四十章 月夜を照らす 其の零

サクラコ裏話

エデン学園の政を執っているのはツカサ・ヴォーダイン。彼を補佐する七人の役員達は七神と呼ばれる者達。


結衣(ゆい)!!!!」


 桜子(さくらこ)は二日間、目を覚まさなかった結衣(ゆい)が目を覚ましたことが嬉しくて、とびつこうとするとツクヨが首根っこを掴んで止めた。


「まだ目を覚ましたばっかなんだから〜、それはまた今度にしな〜、桜子(さくらこ)ちゃん」


「あ、あはは、ツクヨ先輩、ありがとうございます。そ、それと桜子(さくらこ)ちゃん、そ、その優勝、おめでとう」


 結衣(ゆい)はベッドの上で桜子(さくらこ)にそう言うと彼女は再び嬉しそうにした。


結衣(ゆい)にも褒められちゃった! えへへ〜、嬉しいな〜。あ、このことお母さんにも伝えなきゃ」


「目が覚めたばっかでお前みたいなうるさい奴がいたら気が休まらんだろう。挨拶は済んだんだ、そろそろ病室から出るぞ」


 レイズの一言に桜子(さくらこ)も同意したのか何も言わずに、病室から出ようとするとドアの前に立ち塞がる様にツクヨが立っていた。


 そして、彼らを見ながら、ゆっくりと口を開いた。


「みんな集まってるなら、ちょうどいいや。実はね、三人に話があってね」


「え? なんの?」


 桜子(さくらこ)が何かを気にすることなく聞くとツクヨは微笑みながら答える。


「そうだね、なんのと言われると私の過去について、かな」


「ツクヨ先輩の昔話!? 聞きたい! 聞きたい! あ、でも、結衣(ゆい)は目覚したばっかだし、レイズも傷が癒えてないだろうからまた今度じゃダメなの?」


「ふふ、私に時間があるならそれでいいんだけどね。ちょっとやることが出来ちゃったかもだから、今がいいんだ」


 ツクヨの真剣な眼差しを見て、三人は目を合わす。そして、三人は何かを覚悟したのか諦めて再びツクヨを見つめるとそれ了承と捉えた、彼女は再び口を開いた。


「ありがとう、みんな、それとごめんね、なるべく早く済ますから」


 そして、ツクヨはゆっくりと語り出した。

 己の過去と己に課せられた呪い、彼女が託された願いと目的。


 アマルスクール創設と彼女が唯一心を開いた人の物語を。

感想、レビューいつもありがとうございます!

嬉しくて狂喜乱舞です!

続きが気になると思っていただけましたら、ブックマークや評価をぜひお願いします!

評価はこのページの下側にある【☆☆☆☆☆】をタップすればできます!

自作の続編でもあるのでもしよろしければこちらも是非!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] どうもです。 Xより拝見しに来ました。 個性豊かなキャラクターに、迫力の戦闘描写がよかったですね。 文体も丁寧で読みやすかったです。 [一言] 続きを見にまたお邪魔いたしますね。
[良い点] Twitterからやって参りました。 主人公の明るさがずば抜けており。俗に言う天真爛漫です。読んでいるこちらまで明るくなれる良いキャラクターだと感じました。例えるなら燦爛と輝く中天の陽で…
2023/07/19 21:17 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ