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先生とマキ 問答集  作者: 真桑瓜
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成長

成長



マキ 「先生うちのミケの写真みてください」


先生 「どれどれ、う〜ん成長したね〜ずいぶん大きくなったけど、何歳になった?」


マキ 「1歳です」


先生 「そうか〜 全く別の猫だね、外で会ったら分からないよ」


マキ 「本当、毎日見てるから同じ個体だとわかるけどね」


先生 「それはそうと、君も成長したね」


マキ 「えっ そうですか? ちっとも変わらないと思うけど」


先生 「変わったよ、毎日ゴミ捨てに行ってくれてるもの」


マキ 「あ〜 前回先生に説教されたからかな?」


先生 「説教したつもりはないよ、君が自分で変わったんだ」


マキ 「そうかな〜?」


先生 「成長するということは、今の自分を捨てることだ。だから、『自分をしっかり持っている』ということは、決して褒め言葉ではない」


マキ 「自分を捨てるって?」


先生 「別の言い方をすれば『頭の中の情報を書き換える』ということさ。みんな、情報は勝手に入ってくるから、どんどん変わっていくものだと思っているけど、自分で書き換えないと石みたいに変わらないんだよ。10年前に、社会の授業で習った情報は、書き換えないとそのままだ。ひどい時には国が無くなっていたりする」


マキ 「じゃ 頑固な人って柔軟性が無いから成長しないんだね」


先生 「そう 『信念を持つ』というのも『こだわりを持つ』というのも、気をつけなければ危ないよ。信念なんか持ってると、自分がもろくなるからね。自信もそうだよ、持たなければ失うこともないし、傲慢ごうまんになることもない」


マキ 「えっ 自信も信念も持っちゃいけないの?」


先生 「成長は、『自分はできる』と思ったところで止まるからね

世間の価値観を、鵜呑みにしてはいけないよ」


マキ 「気をつけます」




・愛


欲しいということ。


・迷い


迷ったら、最初に感じたことを実行する。


・経験


ただ積み重ねるだけで良い


役に立てようとするから、役に立たなくなる。


・選択肢


咄嗟の時、多いほど迷う。


・意味


意味づけに意味は無い。


・苦


苦しむのが好きだから苦しむ。


・過去と未来


過去はもう無い、未来はまだ無い。


・意見


誰が言うから正しいということは無い、皆自分の見解を述べているだけ。


見解は我見、我見は邪見。


・日本


過保護国家。


執着と依存が強くなると、人の所為にする。


・やるべきこと


嫌々やっている事こそが、本当にやるべき事。


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