反射神経
反射神経
マキ 「わっ びっくりした!前の車、あんなところで急ブレーキかけるなんて信じられない!」
先生 「本当だねえ、もう少しでぶつかるところだった」
マキ 「急発進・急停車は事故のもとですね」
先生 「そう、人の動きもそうだよ。急に動いて机の脚に脛をぶつけた経験あるだろ」
マキ 「あれは痛いですよね、意識していないだけに」
先生 「急に動く時って、意識が何かに張り付いて、他のことに注意が向かないんだ。意識が何かに張り付くのは集中力だけど、これは悪い集中力だね」
マキ 「じゃ 良い集中力ってどんなんですか?」
先生 「意識が満遍なく全体に行き渡っている状態だね。サッカーの試合で、目の前の相手にだけ集中していたらダメだよね。良い選手は全体を把握しているよね、まるで高いところから地上を見るように」
マキ 「ボクシングの試合でも、相手の一箇所に心が捉われるとフェイントに引っかかるね」
先生 「だから反射神経でばかり動いていると危ないんだ。反射神経を抑える反射神経も必要なんだよ」
マキ 「ふ〜ん」
先生 「急な動きをする人の動きはわかりやすい、速度の差がはっきりしているほど、動きは見えやすくなる。逆に速度の差が少ないほど、動きは見えにくくなるんだよ。だから、武術の動きは一調子の等速度運動で、これは原理・原則だね」
マキ 「先生って、武術にも詳しいんだ」
おまけ
・希望
人はすでに“思い通り”になっている。
・擬
意識を疑い、前提を疑う。
・魔法
すでに心と体にかかっている。
・成長
『自分は出来る』と思ったところで止まるもの。
・虎の威を借る狐
虎とは話ができるが、狐とはできない。
・人生
1%のトピックス、以外の部分。
・慢と後悔
絶対にしてはならないもの。
・焦り
感覚と現実のズレ
・心身一如
今、身体がやっていることを、心がしっかり認識すること。