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コレクターと呪者の物語
昔々、ある所に金色の髪とアメジストの瞳を持つ
小さな男の子がいました
その男の子はボロボロの布切れを羽織り
時折、その布切れがマントのように風で翻ります
男の子には名前がありませんでした
・・・・・
「さア、あなたはその男の子になんて名前をつける?」
日が海の中に沈み、暗くなった街の中
その街にの中に1つだけ灯りが灯されている
「うーん...私はアメジストって名前つける!」
白いワンピースを着た娘は満面の笑みで言う
女性は優しく微笑み
「そう、いい名前ね」
と小さく囁き、薄色のシーツを掛けた