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爆縮と体温の機知(9)

広がる自由と

「この世は本当にクソだ」と

自分の物差しで作った言葉

自分の利益しか考えていない

言い切るに充分な言動

それを許容することは

優しさなんかじゃなくて

傷の舐め合いなんだろう

イタズラに広がる自由と

イタズラに締め付ける自由は

出所は同じで

ただの思い付きだったりするのだ

あれに共感することを

若い感覚というなら

イタズラをしている子供と変わらない


「何故、こんなことをしているのか」と

なんとなく描いてしまった言葉

その先を描けたら大人になる

イタズラを疑えてこそ

子供を卒業できるのだ

卒業の仕方に違いがあるだけで

モノサシに広がる自由と

モノサシをそうたらしめる自由は

出所は同じで

目盛りを積んできた経験なのだ

あれを要らないと

捨ててしまうというなら

あなたのモノサシも折れるのである


「子供の感覚が欲しい」と

大人と子供を忘れた人の言葉

勘違いしながら真理であり

忘却しながら

そのまま生きている

変わらないことが見えないまま

変わることを聞かないまま

キモチに広がる自由と

キモチに絡み付いた自由は

出所は同じで

その存在からしか現れない

背負ったものを見て

捨てたものを見て

大人と子供に固執する必要は無い


「ちょうど良いところが分からない」と

右と左に重りを乗せながら出る言葉

ちょうど良いところなんて

誰も望んでいないとは考えない

0か100かのパーセンテージで

狂うほど踊っているのだ

勝ち負けに広がる自由と

勝ち負けに落とされる自由は

出所は同じで

誰かが必ず得をしているのだ

必ずある勝ち負けの扱い方を失敗すると

誰かが必ず不幸になる

勝ち負けを無いことにするなら

不幸になる人しかいない

それを平等とは言わないのだ





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