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 唐突に僕に毒を吐いた学級委員ちゃんはいつも一人で過ごすタイプの人かと思ったが、そんなことはなかった。

 昼休み。僕がボッチで飯を食う中、学級委員ちゃんは隣の席を二人の女子と共に囲んでいた。フツーに楽しそうに喋りながらお弁当を食べていた。意外だ。


 目線が合うの怖い。と思ったので、僕はちょっとだけ体を反対方向に向けた。親は仕事で忙しいので、コンビニで買ったおにぎりだ。昆布うまい。


 隣で、学級委員ちゃんが褒められている。


「かえではさー、ほんとすごいよねー」

「え、何が?」

「何って、可愛くて、運動できて、勉強もできるし!すごいよ!テスト学年2番だったし!順位貼り出されてたよ」

「ほんとそうだよなぁ。あとはポンコツじゃなきゃ完璧だったな」

「ポンコツ言うな」

「そういうところもかえでの魅力だよねー」

「そうだな」

「何!?今日私のことめっちゃ褒めるじゃん。ふたりともどうしたの!?」

「ふふふふ」


 学級委員ちゃんはかえでという名前らしい。運動神経が良いのは先の体育で察したが、勉強までできるらしい。高スペックめ。高スペックは僕の敵。学級委員ちゃんがいる女子のグループの他にも既にたくさんグループができていて、ぱっと見クラスでボッチ飯は僕一人のようだ。まあ想定通り。


 さっさと食べ終え、電子辞書に偽装したゲーム機をとり出す。うちの高校は、ゲーム機を持ってくるのは禁止。スマホは持ってきて良いが、登下校のとき以外使用禁止。僕がゲームをするためには偽装する他ないということだ。


 じっくり見ないとバレない程度にうまいこと出来ているので、当面これで遊べるだろう。



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