表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/6

03

 

 こちらゴミだ。今日も異常なし。応答せよ。


 先日受けたテストの結果が良かった。

 先生に呼び出され、よくわからない書類をどっさり貰った。1年で授業料が30万ほど安くなるらしい。

 親に黙っておいて30万を自分の手に入れようと画策したが、無理だった。親に連絡がいっていた。当たり前だよね。


 親が喜んだので、自分も嬉しくなった。




 嬉しくなくなった。運動能力が異常に低い僕にとって、突然告知された体育の持久走など拷問そのもの。……最近拷問多いな。


 翌日。体育始まる。学校の周りを2周するコース。男女混合で距離も同じ。まあ最悪のパターンだ。女子より遅いのが露呈する形。


 カースト中位の(推定)男子グループが『揺れてるのを拝める』と騒ぎ、女子の顰蹙を買っているが、そんなのを気にしている場合ではない。うまいことサボらなければ。しかし理由なくサボれない程度にチキンなゴミが僕なのです。


 諦めてぼけっと突っ立っていると、学級委員ちゃんが目の前をすっと通り過ぎた。数人の男どもの視線を集めている。最近わかったことだが、どうも学級委員ちゃんはクラスの男子に人気らしい。たしかに顔整ってるし、スタイルもいいしね。



 先生がタイムを記録するらしく、みんなかなり本気で走る雰囲気だ。非常に良くない。


 そしてスタート。


 男子の大半と女子のトップ層が前の方に出た。後ろに、遅い男子と残りの女子の大半。


 その後ろを走る僕。案の定この位置。



「おっそ」


 足音からするに一人だけいる、僕より遅いひとに話しかけられた。いやこれ話しかけられてんのか? バカにされてるだけだよね?


「……そっちのほうが遅い……だろ」


「私はもっと早く走れるから」


 学級委員ちゃんはそのまま僕を抜いてどんどん前の方へ上がっていった。学級委員ちゃん、真面目だと思ってたけどそんなことないな。わざとゆっくり走ることといい、持久走中に僕に話しかけることといい。あと、いきなり僕に対する当たり強くない?


 ちなみに僕は最下位でゴールし、学級委員ちゃんは女子5位でゴールしていた。ちょっとは運動しよ。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ