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02

 初日からいきなりテストがあった。驚いたが、周りは平然としていた。元から決まってたらしい。入学資料読んどけばよかった。でも簡単な問題しか出なかったので助かった。


 昨日のテストより問題なのは現状だ。クラス目標やら何やらを決めるらしく、学級委員だからと場を仕切らされている。コミュ障に人前に立たせるなど拷問と同義。ふざけんな。拷問の時間を短縮するため、諸々の決定をさっさと終えた。生徒に話し合わせ、意見を出させ、多数決をとる簡単なお仕事。めんどくさい意見は切り捨てるのがポイント。


 こちとらコミュ障。人前で大声で喋れないので、喋るのはもう一人の学級委員にやってもらった。学級委員ちゃんの名前は覚えてない。


 僕が学級委員ちゃんにささやき、それを学級委員ちゃんがみんなに伝える奇妙な構図が完成。


 二時間分の話し合いが30分で終了したことで、合法的に睡眠時間を獲得。昨日ゲームしすぎてほぼ寝てないから助かった。


 僕が席について眠ろうとした時の学級委員ちゃんの呆れた顔は忘れるまい。問題ない。僕はゴミだ。







「ねえ」


 浮いた一時間半ぶんの睡眠を終え、帰り支度をしていると、学級委員ちゃんが話しかけてきた。まだなんか仕事あったっけ? さっさと帰ってゲームしたい。


 学級委員ちゃんは真顔のまま言った。


「寝不足なの?」


「なっ………………………………

…………………………えっ?」


「……」


「……………………………うん」


「そう」


 学級委員ちゃんは身を翻してそのまま教室を出ていった。

事務連絡を除けば、最後にクラスメイトと話したのは、小学生の頃だった気がする。

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