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日の出の家  作者: 悠
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小さな頃から夏美は少し変わった子だった。保育園に通っていた頃は他の女の子がお人形さん遊びをしてる中戦隊モノのおもちゃをねだり、熱中すると喉の渇きや空腹感を忘れてそのことをやり続けた。

でもその分私は夏美をしっかりさせようと思い厳しい学習塾にいれ、テストの成績や塾での成績に感想を言っていた。

すると夏美は少しでも良い成績を取ろうとするようになった。

それは喜ばしいことだったけど、私にとってはそんなことより、夏美の体が弱いこと、最近休む回数がどんどん増えていること。全くこんなときに何を考えているのかしら?来年には大学受験なのに、いえ、私は大学なんてどこでもいいと思うんですよ。でも最後に困るのは夏美なんですよ。だから夏美には頑張ってもらわないと。その思いが通じたのか漸く学校に行くようになったのに。突然学校の担任に心療内科を勧められてくるなんて。もちろん心配だから娘をつれてきましたよ。


「お母さんもう大丈夫です」


先生がやや強い口調で私の言葉をさえぎる。どれだけ私が

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