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からっぽピエロ  作者: 風野道之
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濾過

 いつからだろうか、自分がこんなにも嫌いになったのは。言葉や行動に重みがなく、ただやりたいようにやり、言いたいことをいう。それでもって、自分自身に危害が及びようになると人を盾にしにげる。そんな大人には絶対なりたくなかった。しかし気がついたらそんな大人と大差なくなっている自分がいる。今年で21歳。中途半端に大人みたいな歳になった今、自分はぼんやりとそんなことを考えながら大学に向かう電車に乗っていた。

 こんなことを考えるようになったのは大学生になった年だった。自分には夢がありそれを叶えるためにその資格が取れる大学に受かりかよえるようになった最初の頃だった。今と同じように電車に乗りながら同じ専攻の人になぜ志望したのかを聞かれて答えを考えていた時のことだ。自分は用意していたようなお手本道理の答えを言った。そこには本当と嘘が半々に混ざっていた。しかし友達の答えは違った。独創性にあふれていた。聞いていて気持ちが良かった。

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