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魔王の友人  作者: 黄田 望
3/4

勇者ノア

 この度も作品を見に来てくださりありがとうございます!

 なんとか、何とか三話目を書きました。

 文字の誤りや意味がよく分からないと言った点があるかもしれませんが・・できるだけ人に僕が書きたい作品を伝える事が出来ればと思います。

 それではどうか最後までお付き合いください!



 魔王サタンに異世界へと召喚された平凡で凡人の一般人である俺、エニシは元の世界に戻る方法を探す為に人間が住む国へと旅に出る事となった。


 ・・・これだけ聞けば何かのアニメみたいな始まり方に聞こえるが、実際に旅をするとなるとどうすればいいのか分からない事だらけだ。

 魔王がどうなのかは分からないが、とりあえず食事と飲み物だ。

 今だ魔王城の外の景色は魔王が映し出した魔王城の門前までしか見ていない為、実際どんな状況何かまでは把握できていない。

 そもそも人間が住む国までの道のりもどれくらいあるのかも分からない。

 しかし、そこまではまだいい。

 正直言って後からどうとでもなる話だ。

 それ以上に俺は1つ絶対に確認しておく必要な事があった。

 いつもアニメ、漫画、ラノベの異世界物での旅する物語を見てずっと気になっていた事がある。


 トイレだ。


 どの話も当たり前のように旅に出て、当たり前のように旅を終えるが、一体トイレはどうしていたというのか。

 ある物語で描かれていた旅の途中で出会った城の姫様も、敵だった女性が味方になって一緒に旅をする時も、全員トイレは一体とうやって済ませていたのだろうか・・・。

 まさか一週間何も起きなかったわけがない。

 人間一日に一度は体内に不要となった物を捨てる本能を身に付けている。

 ならば、必ず旅の途中ではそういったトイレに行きたいという本能が現れてもおかしくはない筈だ。

 一体・・・一体どうやって・・・・・


 「おーいエニシ。 準備できた・・・って、何してるのお前。」


 旅に身支度が済んで俺を呼びに来たサタンは扉を開けて俺を見ると困惑したような目で俺を見てくる。


 「サタン・・・お前に1つ聞きたい事がある。」


 「あっ。 私の質問についてはスルーなのね。 まぁいいや。 それで何?」


 サタンの恰好は先程までのマントと重そうな黒い鎧の様な格好ではなく旅に出るには動きやすそうな服装だった。 道着のようにも見えるがどちらかというと旅商人のような恰好だった。

 そんなサタンが扉をゆっくりと閉めて近づいてくる。


 「サタン・・どうするんだ?」


 「どうする・・・って、何が?」


 「とぼけるな!! お前は・・お前は一体俺にどうしろっていうんだ!!」


 「ちょっ! おいおいおい! 何なんだよいきなり! 一体何をどうするっていうのさ!!」


 ベッドの上に座り込んでいた俺は勢いよく立ち上がりサタンの肩を強く掴む。

 そしてサタンの目をしっかりと見て言ってやった。


 「トイレは一体どうするんだ!!!」


 「・・・・はぇ?」



 魔王の目が何を言っているのか分からないと言いたげそうだったのでもう一度ハッキリと聞いた。


 「ト・イ・レはどうするんだ!!!」


 「あ、二回も言わなくても大丈夫ですハイ。」


 サタンはしばらく考え込むような仕草で顎に手を当てしばらく黙り込んだ。


 「・・・トイレ・・。」


 「そうだ! トイレだ! お前は人間が住む国までトイレは一体どうやって済ませるつもりなんだ!!」


 「・・・なぁエニシ・・・」


 考え込んでいたサタンが顔を上げて俺の目を見る。


 「・・・トイレ・・って何?」


 「!!!???」


 まるで体に雷が落ちたのではないかと思うくらいの衝撃が流れ込んだ。

 トイレと言えば俺の世界では万国共通のライフスタイルだ。

 それは人間という生き物が存在していれば世界の境界線など飛び越えて存在している物だと思っていた。

 いや、思っていたかった。

 それがどうした・・・この世界を統べると言って人間の国に偶に侵入して遊んでいる魔王が、トイレというシステムを知らないというのだ。

 絶望した。

 そして考えたくもない事が頭を過る。


 つまりだ。

 俺が好き好んで見ていたとあるアニメのお姫様のキャラクターも、敵だった女のキャラクターも、旅の間は―――――


 「ぎゃあああああ!! 考えるな! 考えるな俺!! 無になるのだぁああああああ!!」


 「ちょっ!! エニシ!! しっかりしろ! 急に暴れるな!」


 想像したくなかった、合ってほしくなかった衝撃の事実!!

 この世界にはトイレというライフスタイルが存在していない!!

 つまり!

 下半身に我慢が来た時、それは外で誰にも見えない所で済ませるしか方法が無いという事だ!!


 「サタン!!」


 「はい!」


 俺は再びサタンの肩を強く掴み目を合わせた。

 無い物を考えても仕方がない。

 俺が出来る今最良の手段は一刻も早く元の世界に戻る事。

 トイレという人類最大の文明がある世界へ!


 「ぜっっっったいに!! 俺を元の世界に戻してくれ!」


 「わ、わかった・・・。」


 俺の気迫ある勢いに飲まれて立ちすくんでしまったサタンを置いて、俺は一人、元の世界に戻る事に対してより強い決心を固めた。


 「あっ。 そういえばサタン。 もう旅の支度は済んだのか?」


 ここでようやく俺はサタンがこの部屋に来た目的の話題を出した。

 サタンはまだ俺のテンションについてきていないせいか、今だ立ちすくんでいた。


 「あ、あぁ。 こっちの準備は終わった。 エニシは? もういつでも出発できるが。」


 「俺は何時でも行けるぜ!!」


 と言っても俺の荷物は肩に引っ掛けるスポーツバッグとその中にサタンに分けて貰った水が入った水筒・ノートパソコン、あとは念の為に必要そうなものを適当に入れている。 ズボンのポケットには携帯を入れて服装は制服から動きやすい上下が白で黒い線が特徴的なジャージに着替えたくらいだ。


 「そっか。 ならついて来てくれ。 今すぐにでも出発しよう。」


 サタンはそういうと俺を連れて部屋を出て、そのまま地下階段を上がり魔王城の外まで案内してくれた。

 ここで俺はようやくちゃんと異世界の外の光景を見た。

 想像では魔王城が建つ場所なのだから、人間が住めない程薄気味悪く環境が悪い場所だと思っていた。

 だけど、俺が見た光景は想像の真逆の光景がそこに広がっていた。


 そこには異世界が広がっていた。

 漫画、アニメ、ラノベの絵師達が想像して、地球には存在しない架空の世界がそこに広がっていた。



 空は青かった。

 でも地球の空とは少し違う澄んだような青い空に見えた。


 太陽が暑かった。

 でもとても心地が良いくらいの日光が体に沁みる。


 風が吹いた。

 でも強くもなく弱くもなく今すぐにでも昼寝がしたい程心地が良いそよ風が流れた。


 匂いがした。

 でもその匂いは森の自然の匂いに満ちているように思えた。



 俺が想像していた魔王城の外は、現代の人間が憧れた異世界の自然が広がっていた。

 綺麗な花が咲き広がり、小動物が存在して、森の緑が広がる。

 平和そのものがそこにあった。


 「お~いエニシ! どうかしたか~?」


 外の光景に見惚れていて先に歩いていたサタンが呼びかけて我に返った。


 「あ、いや・・・何でもない。」


 「想像と違った。」

 そう言おうとした俺はグッと堪えて言うのを止めてサタンの場所まで駆け寄った。

 何故かサタンにそういう事を言う事自体がとても失礼な事だと思ったのだ。


 「さてと、準備はいいかいエニシ。」


 サタンが立ち止まった場所は魔王城の門前。

 その地面には勇者達がいた頃にはなかった円状の魔法式の様な物が描かれていた。


 「準備は何時でもいいけど、なにこれ? 何か魔法でも発動させるの?」


 「あぁ、ここから人間が住む国まで歩きで行くと一か月もかかるから――」


 「一か月!!!??」


 口から魂が抜けると思った。

 いや、別に予想していなかったわけじゃ何ですよ?

 もしかしたらそれくらいかかるかなぁ~とか思ってましたよ?

 でもね?

 実際にそれくらいかかる道のりだと聞くとやっぱり辛いものじゃない。

 一か月間、外での開放的トイレ・・・か。


 「は~い。 話は最後まで聞きましょう~。」


 サタンは俺が話を聞いていない事に気が付きパンパンッと両手を叩いて俺の意識を現実に戻した。


 「ここから歩きで行くと人間が住む国まで一か月かかるから、今から転移魔法で近くの村まで転送しま~す! そしたらその村で一晩泊まって次の日の早朝から出れば夜には国に着くから。」




 そこに神がいた。 悪魔だけど・・神がいた。

 俺はサタンに拝むように手を合わせて頬にツーと一滴の涙を浮かべた。

 魔法・・・万歳。



 「おっ? なんだなんだ? ようやく私が魔王である事に対して忠誠心を持ったか? だけどなぁ~。 お前とは友人として接してほしいからなぁ~。」


 「早く行こうぜ変態魔王様。」


 「軽い! 友人としても忠誠心としてもどちらも軽いよエニシ!!」


 これ以上は調子に乗る事が手に取るように分かった為、俺は何事も無いように話を進めた。


 「全く・・・それじゃあ発動させるぞ。」


 サタンは1つ呼吸を置いて右手を胸元まで伸ばした。



 ―――ザ・リターン―――



 視界がグニャリと捻じ曲がっていくのが分かる。

 頭の中をグチャグチャに弄られているかの様な感覚でまるで酷い乗り物酔いをしたような感覚だ。

 体が動かない。

 目を閉じようとしても閉じないで地面に膝を付けようとしても体が言う事を聞いてくれない。

 森の緑が広がった景色は次第に無くなり、徐々に知らない景色が見え始める。


 「・・・ふぅ。 お疲れ様エニシ。 到着したぞ。 ・・・エニシ?」


 サタンが駆け寄って何か言っている。

 でも何も聞こえない。

 視界も定まらず場所が変わった事だけは理解したが、サタンの顔さえ上手く焦点が付かず見えずらい。


 「大丈夫かエニシ! おいしっかりしろ!!」


 「・・・ッ!! だ、だいじょ・・ぶ。」


 1分ほど経った頃位にようやく船酔いの感覚がなくなり、視界もちゃんと見え始めた。

 最初は喋ることさえ辛かったのも落ち着けば普通に話せるようになった。


 「はぁぁ。 よかった。 一体どうしたんだよ。」


 「いや・・・俺にも何が何やら・・・・ッ!!!??」


 「エ、エニシ?」


 ギュルルルルルㇽㇽㇽ・・・

 ようやく落ち着いてきた所で急に腹からとてつもなく大きな音が鳴り始めた。

 そして俺はその腹の音の正体も症状もよく知っている。

 元の世界の頃、学校の授業中、学校の帰り、買い物の途中、色々なシチュエーションで沢山の修羅場を潜り抜けた俺の感がそう告げた。


 「腹が・・・」


 「腹が? 腹がどうしたんだ??!!」


 「腹が・・・痛い!!」


 サタンは俺がそういうと同時に安堵の表情を見せる。


 「なんだよぉ~。 ただ腹が痛いだけ?」


 「そうだ!! 腹が痛いんだ!!」


 「それだけなら早く済ませて来いよ。 丁度村も目の前だし・・あれ?」


 急にサタンは周りをキョロキョロと見回して辺りをウロウロとし始めた。


 「ど、どうしたんだ!?」


 俺は腹が急激に痛みを増して我慢する事に専念するので精一杯だった。


 「ここ・・何処だ?」


 サタンは笑顔を引きつったような表情で固まった。


 「な、なんだそれ!? まさか転移する場所を間違えたのか!!」


 「そんな事は絶対にない筈なんだけどな~。 私が私用で使うザ・リターンの魔法式は村がすぐ見える林の中だけだから。 あれぇ?」


 サタンは色々と転移する場所がずれた事に対して考えているようだったが、俺はどうにか限界を超えて腹の痛みを抑えしばらく持たせる事に成功した。


 「あれ? もう腹は大丈夫なの?」


 「あ、あぁ。 何とか耐えたぜ。」


 正直いつまた爆弾が爆発するか分からないが、しばらくそれが起こらないように俺は腹を擦った。


 「それより、ここがその魔法式を描いた村近くじゃなかったらここは一体何処なんだ?」


 「ん~・・・ちょっと待って。 今どうにか魔法で場所の特定を――」


 サタンが何らかの魔法で右手のひらサイズに小さな地図のような物が浮かび上がった。


 「これは?」


 「これは私が作り上げた【マップ】という魔法さ。 私が歩き見た風景を立体的に魔法で作り上げて周辺の地形を見る事が出来るんだ。」


 左手で浮かび上がったマップに触れると動き、スライドされれば移動して、親指と人差し指で大小にと動かすと画面が遠くなったり近くなったりする。

 俺がいる世界の携帯より優れた物。

 まるでSF映画のような物だ。

 マップ上に映る赤い点二つが俺とサタン。

 しかし俺達が映る赤いマップが表示されている周辺には村どころか人が住む地形さえ存在していない山奥そのものだった。


 「サタンさん?」


 「・・・・」


 マップをガン見したまま動かないサタンの名前を呼んだが、無反応だった。


 「サタンよサタンよサタン様?」


 「・・・・・」


 よく見るとひたいから大量の汗が流れ出ている。

 しかし、俺はそんな事を気にしないでサタンの視界に入るようしゃがんで顔を覗き込む。


 「サタンよサタン。 この世界の支配しようとしている魔王サタン様?」


 「・・・な、なんでしょう・・・エニシ様・・」


 ようやく顔を上げたサタンの目は泳ぎまくっていたまともの目を合わそうとはしなかった。


 「ここは何処だい?」


 「えぇと、何処かの山奥です。」


 「何処の山奥かな?」


 「え・・えぇと・・・」


 サタンはまた黙り込んでしまいしばらく黙り込んでしまったが、俺がジィ~と見て何も言葉を発さなかったのが辛かったのが、渋々と言った感じで口を開いた。


 「本来行くはずだった人間が住む村の真逆。 つまり私達は魔王城から本来向かうべき道の反対方向に来たいう事になりますですはい。」


 「「・・・・・」」


 両者とも何も言葉出ず、沈黙が数秒流れ――――サタンは逃亡した。


 「待てやゴラァアアアアアアアア!!!??」


 「ごめんなさぁぁああああああいぃぃいいいいい!!!??」


 まるで脱兎の如く逃げ足の速いサタンの少し驚きながらも、どうにか振り払われずに追いかける事に成功した。

 森の木の枝から枝に飛び移り、五メートル程ある崖を飛び降りたりした。

 ・・・あれ? 俺ってそんなに身体能力高かったっけ?


 追いかけて五分は経った頃、近くから水が流れる音が聞こえた。

 サタンが走り向かっている方から聞こえてくる事から、どうやらこのまま行けば川が流れているのだろう。

 最後の森の木をサタンが抜けていった。

 森さえ抜ければあとは唯真っ直ぐに追いかけるだけ。

 先程までは木が邪魔でどうしても追いつけなかったが、ひらいている場所に出れば追いつけるはずだ!

 

 「ぎゃああああああ!!!!」


 「!? サタン!!」


 川辺に出たサタンの叫び声が森に響く。

 腐っても世界を支配して統べるとか言っている魔王。

 そんな奴が叫びあげるなど余程の事だと感じた。


 「サタン!! 一体どう・・し・・!!」


 すぐに森を抜けサタンの姿を見つけた時には、サタンは鼻から血を流して幸せそうに倒れていた。

 そう・・幸せそうに・・・


 「誰?」


 「え?・・・・・ブッ!?」


 倒れたサタンの前には綺麗に流れている川の中で、1人の女性が立っていた。 ――裸で。

 肩にかかるくらいに伸びた綺麗な銀髪に紅い瞳。

 誰が見ても見惚れると言っても過言ではない程の美女がそこにいた。


 「す、すみません!? 俺は何も見てません! 何もしようともしてません! だからどうか許してくださいお願いいたします!!」


 固い石がゴロゴロと転がる川辺の上で俺は鮮やかな土下座を披露して見せた。

 まさかここで漫画やアニメのお約束展開に遭遇するなど思いもしなかったので、他にどうすればいいのか咄嗟に判断できなかった。


 「・・・・貴方は・・・」


 「え?」


 少し顔を上げて目線を上げると、彼女は恥じらう様子もないように堂々と立っていた。

 やめて! いや、本当はやめないでほしいけど俺の良心が痛むから早く服を着てください!


 「貴方は・・・魔王の・・友人」


 「!?」


 先ほどのサタンと同じく汗が一気に滲み出た。

 俺が魔王の友人だと勘違いしているのは今の所魔王城に来た勇者一行のみ。

 勿論、すでに勇者達が戻ったという人間が住む王の元に行ったと言えば理由はつくがそれにしても情報が早すぎる。

 ここは本来行くはずだった人間が住む国の真逆の森。

 いくら何でも電話もメールも存在しないこの世界でこの速さは異常だ。

 つまり・・・この子はあの勇者一行にいた内の一人という事だ!


 「貴方は・・魔王の友人・・つまり・・魔王の仲間」


 ジャブジャブと少しづつこちらの川辺に近づいてくる足跡が聞こえる。

 しかし俺はその場から動く事ができなかった。

 咄嗟に逃げてもすぐ殺される。

 それに今俺だけ逃げればサタンが先に殺されてしまう。

 それだけはどうしても回避したい。

 でもどうする?

 この状況の打破する何かがほしい!


 「貴方は・・・何をしたの?」


 だけど、俺はこの状況をどうにかする事を考える事が出来なかった。

 彼女から発せられる言葉の1つ1つに殺気が伝わり、俺に恐怖と不安の気持ちを膨らませたからだ。


 「貴方は・・・何をしたの? 貴方は・・・何故、魔王の味方なの? 貴方は・・・何故、生きてるの?」


 すでに俺の体は震えて動く事が出来なくなり、何とか目線だけを上にあげる事で精一杯だった。

 彼女はパチンッと指で鳴らすと一瞬で服を着た。

 あの時の勇者一行が来た時と同様、全身白いマントを被り腰には剣をぶら下げている。

 その姿を見て、あの時の一人を思い出した。

 

 サタンが俺を自分より強いみたいな事を言って仲間達が不安と恐怖と絶望で動けなくなっていた時、1人真っ先に仲間達を集め転移魔法を発動させた勇者。

 転移する前、画面越しで目があったあの紅い目をしていたあの人間!



 「私は勇者。 勇者【ノア】。 すべての魔族、すべての悪を滅ぼす人間です。」

 


 最後まで読んで頂き誠にありがとうございます!

 少しづつではありますが続きを書きたいと思いますので、どうか次回も是非、よろしくお願いいたします!

 

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