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末尾ルコ「映画であなたの知性・感性を徹底的に鍛える」講座~ロバート・ミッチャム「狩人の夜」で「悪」に震えよ!

作者: 末尾ルコ

末尾ルコ「映画であなたの知性・感性を徹底的に鍛える」講座~ロバート・ミッチャム「狩人の夜」で「悪」に震えよ!


「悪」。

あなたは「悪」ですか?

おそらく違いますよね。

それではあなたの中に「悪」はありますか?


偽伝道師にして殺人鬼のハリー・パウエル。

両手の指には「L-O-V-E」と「H-A-T-E」のタトゥがある。

人を殺すことを屁とも感じないこの男が死刑囚の遺した1万ドルを狙い、小さな子どもたちさえ歯牙にかけようとする。


映画「狩人の夜」。

監督チャールズ・ロートン、脚本ジェームズ・エイジー 、殺人鬼はロバート・ミッチャムで

映画史に残るサイコな男を造形している。

少々頭の弱い女をシェリー・ウィンタース。

年齢を経てなお強烈なカリスマ性を発揮する、サイレント時代のスーパースター リリアン・ギッシュ。

素晴らしいキャストだ。

心地よく大仰にしてサスペンスフルな音楽はウォルター・シューマン。

圧倒的なモノクロ撮影がスタンリー・コルテス。

「狩人の夜」には映画の醍醐味があり、「悪そのもの」を観る快感がある。


世の中の「悪」は減らしていかねばならないが、

わたしたちは映画など芸術作品の「悪」は凝視し、多く愉しむべきなのだ。


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