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第七話
コノが目をさましたときは、もうお昼でした。
ウルルは、コノのとなりでねむっていました。
コノは、ウルルをおこそうと思いましたが、やめました。
ウルルはとてもつかれていたし、ねむっているのにおこしたらかわいそうだと思いました。
コノは朝ご飯(お昼ご飯)を食べました。
いつもよりもたくさん食べました。
そして、またねむってしましました。
とてもつかれていました。
コノの夢の中では、ウルルがしゃべっていました。
コノたち人間の言葉ではなく、おおかみの言葉でした。
でも、コノには分かりました。
夢の中でも、ウルルと話せたことを、コノはとっても喜びました。
そして、夢の外でも、話せればいいのに、と思いました。
(つづく)