6/62
第六話
コノは、ウルルと、声のする方へ全力で走っていきました。
ウルルの方が声のする方角がよく分かっていたので、一直線に走っていきました。
コノは、ウルルをおいていかないか心配でしたが、ウルルの方が近道だったので、むしろ、コノがウルルに、おいぬかされそうになりました。
しばらく走ると、お父さんとお母さんが見えました。
コノとウルルは、もっとスピードをあげました。
そして、お父さんとお母さんにとびつきました。
ウルルは、ぐるぐると回って、よろこんでいるようでした。
お家に帰ると、コノは、ちょっとおこられましたが、すぐにねてしまいました。
そして、コノがねた時に、ちょうど森が明るくなりだしました。
(つづく)